皐月賞、中山グランドジャンプ回顧(2023年)

 どうも、横浜国立大学競馬サークル「frontier」です。「重賞回顧」はその週に行われた重賞レースについての簡単な所感を綴ったものです。内容は相当に軽いものとなっているので気楽に見ていただらけたなと思います。それでは、今週の「重賞回顧」!


どうも、すこティッシュです。皐月賞の回顧をしていきます。
今回の私の印は以下の通りでした。
(※馬場をギリギリまで見ていたので、レース前に予想は上げられませんでした。)

◎ 14 タスティエーラ
〇 5 フリームファクシ
▲ 7 ファントムシーフ
☆ 18 マイネルラウレア
△ 12 ダノンタッチダウン
△ 15 ベラジオオペラ
× 16 タッチウッド

結果は、無→◎→▲。
うーん…。なんとも言えません…。

本命は14タスティエーラでした。まあ頭じゃないので、あんまり大きな声では言えませんが、自分的にはそんなに悪くはなかったのではないかと思っています。

2走前の共同通信杯、4着に敗れはしましたが、勝ち馬ファントムシーフとは0.2秒差。中間かなりペースが落ち着きましたが、それなのに後続がそれほど前を捕まえなかったので、結果的に逃げ番手馬のセーフティリード気味なレースだったと思います。逃げたタッチウッドが上がり34秒台前半を出すくらいですからね。これでは中々差せません。なので、このレースでは前で楽をしたファントムやタッチよりも、後方から差してきたダノンザタイガーやタスティエーラを評価していました(あくまで予想時点で)。

そして共同通信杯の次走となる弥生賞では、実際に重賞を勝ってますからね。これもメンバーレベルが…ってのはありますが、言ってもホープフル2着馬がいましたからね(まあそのホープフルでのトップナイフの好走も展開に依るところが大きいと見ていたのですが)。その馬と比較した時に、道中は殆ど同じ位置で(内外の差)運びながら、4角~直線でグッと引き離すと、直線では全く寄せ付けないような内容。トップナイフもまあ内ラチの狭いところを通るなど難しい部分もあったんですが、内内を回って脚は溜まっていたと思いますからね。その馬を見事に完封してみせたタスティエーラは、着差以上に強かったと思いました。

そして皐月賞当日の馬場ですね、外差し傾向がしっかり出てたと思います。そういった訳で、タスティエーラを本命にしました。結果的には外れてしまったんですけど、やって欲しかったことはしっかりやってくれましたし、単勝9.0倍は少し舐められてたと思いますからね、ファントムではなく、こちらを本命にできたことは良かったと思います。ただ問題は対抗フリームファクシですかね。

フリームファクシは今回皐月賞に出走してきたメンバーと直接対決の経験が殆どない、いわば別路線組のような立ち位置で、なので当然滅茶滅茶強いという期待もできましたし(勿論逆もあるので、人気サイドならこれは本当に疑ってかかるべきだったんですが)、なんせ鞍上が世界のレーン様ですからね、そりゃあ今日みたいな進路取りがそのまま結果に直結するような馬場のレースでは、輝いて見えるものです。きさらぎ賞のフリームファクシはまあ見栄えは良いですけど、どっちかって言うとオープンファイアの方を評価していましたし、他のメンツはそんなに強くないので、半信半疑くらいだったんですけど…、レースの投票締切が近づく中でレーンにすがってしまいましたね。

フリームファクシを「怪物クラスであってくれッ‼」と願って買うくらいなら(それも良いんですけど)、本当にソールオリエンスでも良かったなぁと思います(切実に)。京成杯は、相手はそれほどでしたけど、そんなもの関係ないくらい次元の違う末脚を披露していて、「これは世代を代表する1頭になるぞ」と誰もが思ったと思います。その後に枠順が発表されて、そして当日の馬場傾向だと、流石に嫌にはなるんですけど…、ただみんな同じことを考えて、結局単勝5.2倍なら、一考の余地は全然あったようにも思えます。だって、枠順発表前なんて、「ソールオリエンス3倍ついてくれたらいいなぁ」なんて思ってたくらいですから。

毎回予想する時は、必ず隊列を予想して、図に起こしてみているんですが、それだとどうしてもソールオリエンスは内で包まれてしまっていたんですよね。いくら決め手があっても、勝負どころで身動きが取れないんじゃあ流石に…と。外を回して届くか?ということを想像する依然に、外を回せないと決めつけてしまっていたんですね。これでは全くソールオリエンスを支持できませんでした。ただ、実際のレースを観てみると1角手前辺りで、前の方にかなり馬がかなり集まっていて、対して後方はスカスカな状態。今回先行馬が多かったですし、馬場を選びたいという思いから、多くの騎手が前前で運ぶ意識を持っていたということもあるかもしれません。これだったらいくら1枠でも外を回してこれるよなぁ…(笑)、話が違うじゃねぇか‼とレースを観て思いましたね。先行馬の多さはやっぱり引っかかっていたんですけど、それでペースが速くなるだとか、前が密集するだとかまで考えられるようになりたいんですよ。こういうのが単純なようで一番難しいし、予想の上で大切だなぁと改めて思います。

長くなってきましたが、馬券の話は絶対にしたい。むしろ予想よりも“馬券”に誰よりも情熱を注いでいるつもりなので(ここ2、3週間は)。今回の買い方は以下の通り。

単勝 14 タスティエーラ (◎)
馬連・ワイド 5-14 (◎-〇)
ワイド 14-18 (◎-☆)
3連単1頭軸流し(マルチ) 14-5,7,12,15,18(60点) (◎-〇,▲,☆,△)

前にも書きましたが、今回ファントムシーフを本命にしなかったことは良かったと思います。結局メタルスピードと同タイムですからね。それで3倍台はないでしょう。同様にトップナイフベラジオオペラも、一番選びやすいところだったと思いますからね、△までで留めたり、印を打たなかったりしたのも自分的には満足がいく内容でした(ベラジオオペラなんかは思い切って切ってみても良かったかもしれません)。ただ、フリームファクシを消去法的に対抗にしたこと、これはやっぱりやってはいけない外し方だし、何よりソールオリエンスに印を打てなかったこと…、これは本当に情けない。ソールオリエンスに軽い印さえ打てていれば、せめてもの3連単は獲れてましたからね(今回は安かったので、そもそも3連単なんて買わなくても良かったんですが)。こんな3連単は目を瞑ってでも獲れなければダメなんです、本来は。相手がフリームファクシじゃなくて、ソールオリエンスだったらなぁ…。こんな事言ってもどうしようもないですが、しかしあと1時間締切が長かったら買えたような気もするので、それだけ難しくない馬券だったからこそ悔しいですね。

長くなってしまいましたが、今回はこんなところでしょうか。
本当にそろそろ当てたい。それだけです。
では今週はここまで、また来週。

                                                                                         Writer;すこティッシュ


 中山グランドジャンプ。イロゴトシ、本当に素晴らしい走りでしたね。現地で観戦していたのですが、3コーナーで捲っていったときは場内から歓声が上がりました。そこからはもう後続を寄せ付けませんでしたね。圧巻のレースでした。鞍上の黒岩騎手はこれが初G1制覇となりましたね。本当におめでとうございます! 黒岩騎手はキタサンブラックの調教をつけていたことから当時テレビ等で取り上げられていたことを憶えています。それもあって、ホッコーメヴィウスと重賞初制覇を飾った時には嬉しかったですね。そこから1年足らずでG1制覇ですか。人生、いつチャンスが転がってくるかわからないもんですなぁ。また、イロゴトシは九州産馬として初のG1馬となりましたね。ここ最近の九州産馬の勢いは凄いですね。さらなる期待をしてしまう。イロゴトシは今後ジャンプ界の主役としてどのように君臨するのか。見届けたいです。
 2着はミッキーメテオ。最後に2番手まで上がりましたね。こればかりは相手を褒めるしかなさそうです。ただ、G1においてこの成績を残したことは大きいですね。暮れに期待です。3着のダイシンクローバーも同様ですね。どのレースでも堅実に走ってきますし、今後も良く見ておいた方が良い1頭な気がします。

 さて、私の予想についてですが。1着無印、2着○、3着△でした。イロゴトシは障害転向後の出世スピードを見てここでも勝負になるかもとは思いましたが手が出ませんでしたね。また、本命のニシノデイジーが出遅れてしまってね……。これも競馬ですね。自分ももっと精進しないと。

 ジャンプレースの現地観戦はやはり良いですね。もちろん勝負の世界ですし、買ってる我々も的中したいのはやまやまですが、観戦中はみんな頑張れー! という気持ちで見ていますし、周囲のファンからもそのような雰囲気を感じます。あの空気感は何度味わっても良いものですね。今回は全馬完走ということで、本当に素晴らしいレースだったと思います。機会があればまた見に行きたいです。

                        Writer;ティ・ブライト

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