第169回 天皇賞春 Frontiersの見解!!!

はじめに

こんにちは。横浜国立大学競馬サークル frontier です。
今日は我々の天皇賞春の予想を発表します。
非常に難解なレースですが面白いレースになりそうで楽しみです。

各メンバーの予想

濱右衛門の見解

こんにちは。濱右衛門です。今回は天皇賞春の予想をしていきます。昨日のユニコーンSで最後の最後で軸選びに失敗したのが苦しくて堪らないので、天皇賞こそは当てて気分を切り替えていきたいと思います。
私の天皇賞春の予想は以下のようになりました。

◎ドゥレッツァ
〇ブローザホーン
▲テーオーロイヤル
△タスティエーラ
△チャックネイト
△サリエラ
△ワープスピード
☆シルヴァーソニック

本命は悩みましたがドゥレッツァにしました。ドゥレッツァを特別に推したい理由があるかというと、そうでもなく押し出されての本命という感じです。逃げ馬不在の(マテンロウレオが大逃げしなければ)スローペースで、最後はある程度のスピード勝負になると踏んでいるので「こってこてのステイヤー」よりは「長距離も一応行ける中距離馬」の方を狙いたいです。菊花賞馬ではありますが、日本海Sや金鯱賞を見るとやはり中距離の方が適性がありそうな印象ではあります。4歳世代のレベルの低さに関しては私も完全に同意しますが、天皇賞春の4歳勢は世代トップレベルの馬なのに対し、5歳以上の馬は世代トップには到底及ばない程度の馬しか揃っていないと思っていますので、今回に関しては4歳勢の能力が足りないとは思っていません。菊花賞はルメール騎手の神がかりな騎乗もありましたが、勝つべくして勝ったと思いますし、前走の金鯱賞は状態の良くなかったプログノーシスに完敗したとはいえ最後の伸びは十分に能力の高さを示していたと思います。関西の戸崎騎手については確かに実績不足ではありますが、今年の戸崎騎手は一味違うと感じていますし、大阪杯では僕の推しのローシャムパークで良い競馬をしてくれたこともあって特に不安視はしていません。尾崎先生が菊花賞からの成長があまりないと言っていたのは非常に気がかりではありますが、前走使ってからの上澄みに期待したいと思います。個人的に、菊花賞で注目していたにもかかわらず別の馬の複勝1点に浮気して普通に外し、金鯱賞ではプログノーシスからドゥレッツァ以外に流してちゃんと2着に来られるという具合にすこぶる馬券の相性が悪いのですが、ここで和解したいと思います。

対抗はブローザホーンです。恥ずかしながらこの馬を最初に知ったのは前述の推しのローシャムパークが勝った函館記念なのですが、勝手にローシャムパークの最大のライバルと位置付けて、ものすごく警戒していたのをよく覚えています。函館記念はなんとかローシャムパークが勝ってくれたのですが、ブローザホーンの最後の伸びは素晴らしかったので後の活躍は納得しかありませんし、今でもローシャムパークを負かし得るGI級の馬だと思っています。前走の阪神大賞典はテーオーロイヤルとは離されてしまったものの唯一斤量58kgで、やや掛かり気味の競馬だったこと、4角から直線では外に出すロスがあったこと、後述するテーオーロイヤルの状態面を考えると十分逆転の余地はあると思っています。距離適性は2200くらいなのかなとは思っていますが、前走を見ると十分こなせる距離だと思っていますし、今年は菅原明良騎手とは相性が良いので期待しています。

単穴はテーオーロイヤルです。前走の勝ち方を見れば1番人気も納得と言えば納得なのですが、GIで1番人気になるようなスケールの馬にはどうしても感じられませんでした。前走の阪神大賞典の時には、ステイヤーズS、ダイヤモンドSから阪神大賞典というローテーションを嫌う声がかなりあった印象ですが、今回はあまりそのあたりの不安視の声があまり無いと感じていますが、今回こそ4か月で10000mも走っているのですからローテーションの不安ありと考えています。阪神大賞典の予想をした時、ダイヤモンドSを勝ったのに阪神大賞典に出るという事は相当状態が良いのだろうと考えていたので、5馬身差の圧勝にさほど驚きはありませんでした。むしろ、阪神大賞典でここまで仕上げて天皇賞春まで状態を維持できるのか不安だった程です。直近3走の状態は90%-100%-120%ぐらいのイメージで今回は流石に前走よりもパフォーマンスは落ちると考えていますので、前走の勝ち方で抜けた1番人気になるようなら敢えて軸からは外してもいいのかなと考えています。この馬はどちらかというと「こってこての長距離馬」の部類だと思いますが、ダイヤモンドSの瞬発力勝負でも勝てていたようにスピードも兼ね備えているので、スピードを要求される展開は問題無いと思います。

相手はタスティエーラ、チャックネイト、サリエラ、ワープスピードです。
タスティエーラは前走の負け方が衝撃的でしたが、堀先生が後に飼い食いが悪かったと話したと噂が出ているように敗因は状態がすべてだと思います。4歳世代が弱いからという面では流石に片づけられない結果だったと思いますし、前走さえなければ1番人気はこの馬でしょう。しかし、今回も輸送ありで、最終追い切りが今までと変わって坂路になっていたりと状態面の不安は払しょくできないので(言うてナムラクレアも同じ理屈で状態不安視して普通に来られたのですが)相手までになりました。
チャックネイトに関してはこれだけ安定した成績を残しているのに人気が全くないので妙味の面でかなり面白いと考えています。この馬もどちらかというと「こってこての長距離馬」タイプだとは思いますが、なんとかなりませんか。
サリエラに関しては、買い要素は武豊。それだけです。ダイヤモンドSの2着に関しては上がり33秒台瞬発力勝負のおよそ長距離レースとは思えないレースだったので、距離適性についてはまだ何とも言えないと思っています。ただ、ダイヤモンドSほどではないにせよスピード勝負になると考えているので今回も意外と距離はごまかせるかもしれないと考えています。
ワープスピードに関しては、三浦皇成にワンチャン勝利を届けてくれないかと切実に願っています。ただ、テーオーロイヤル以上にローテーションに不安があり、上澄みもあまり見込めないのでそこまで高い評価はしていません。戦っている相手は条件戦でも強いですし、長距離では相手なりに堅実に走る馬なので着狙いの競馬なら可能性はあるのかなと思っています。

穴はシルヴァーソニックを考えていますが、買うかは怪しいです。昨年の天皇賞春3着の実績を考えると能力はあったはずですが、休養明け初戦の前走が案外でした。もちろん長期休養明けなので1戦叩いて今回で良化する可能性は高いですが、前走時点でも既に調教はかなり動けていた中での大敗なので、そこまで一変は期待できないのかなと考えています。何回かレースを使ってレース感を少しずつ取り戻していく形になると思いますので、以前の強さを見せてくれるのはもう少し先だと思います。もちろん衰えの可能性も捨てきれません。

買い方としては三連単二頭軸マルチで◎〇軸で相手に流すのを考えています。
3月末から馬券の調子はすこぶるいいので、この流れをいつまで維持できるか。

ティ・ブライトの見解

どうも、ティ・ブライトです。私の天皇賞(春)の予想はこうなりました。

◎テーオーロイヤル
○ドゥレッツァ
▲サリエラ
△ブローザホーン、タスティエーラ
☆マテンロウレオ

本命はテーオーロイヤル! 長距離戦では現役屈指の実績を持っていますし、特にここ最近の勝ちっぷりは素晴らしいですからね。あとはここを勝つだけだと思います。枠番が外目なのは少し気になりますが、それをカバーできる実力はあると思うので、問題ないと考えました。また、私は今回の天皇賞(春)はスローペースになると踏んでおり、前目で競馬をするテーオーロイヤルに展開が向くと思っています。まさに鬼に金棒といったところかと。菱田騎手とともに初G1制覇を飾ってほしい。
対抗はドゥレッツァ。言わずと知れた昨年の菊花賞馬。実力を発揮できれば確実に走ってくるでしょう。懸念点としてはテン乗りといったところでしょうか。とはいえ戸崎騎手ですからね。最近は波に乗っていますし、上手く導いてくれるのではないでしょうか。どんな競馬を見せてくれるのか。楽しみです。
単穴はサリエラ。前走の走りを見て、長距離でもやれると感じました。そして何といっても最内枠を引いたのが良いですね。その上、鞍上は武豊騎手。ロスの無い競馬をするのに最高の要素が揃っていると思います。素質は間違いない馬ですし、上手く流れに乗って力を発揮できれば頭もあると思います。美しいレースをしてほしいですね。
連下はブローザホーンとタスティエーラ。ブローザホーンについてもこの距離をこなせると思い、印を打ちました。安定して走ってくるタイプですし、ここでも好走できると思います。タスティエーラは前走の敗戦が不可解ですが、度外視してもいいんじゃないかなと。菊花賞2着の実績はあるのでこの舞台でも力は発揮できると思います。モレイラ騎手の手綱捌きにも期待ですね。
注目馬はマテンロウレオ! 前走は大逃げを打って4着。私はあのレース、伏線だと考えます。天皇賞(春)では、大逃げが決まったことがありますよね。ビートブラックはそうですし、横山典弘騎手が騎乗したイングランディーレもそうだった。天皇賞(春)はG1のなかでも大逃げの決まりやすいレースだと私は考えています。前走で大逃げを打ったマテンロウレオ、以前大逃げを打って天皇賞(春)を勝利したことのある横山典弘騎手。そして他に目立った逃げ馬はいない……。現実は厳しいもので、想像上の好条件が揃うことなんてほぼあり得ないものですが、それでも期待したいです。俺を痺れさせてくれ。マテンロウレオに星印。

天皇賞(春)というのは日本における最も距離の長い平地G1ということもあり、見ていて非常に面白いレースですよね。予想をピタッと当てて、至福の3分少々を過ごしたいものです。


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