専門用語を説明する試み

専門用語ってとにかく難しい。
同じ言葉でも業界によって違うし。自分の領域の言葉かな?と思っても、よくよく聞いてみると、全然違うことなんてザラにありますよね。。。

ということで、化学分析業界のGC-TOFMSを説明します。(なんでか)
人間の人生のようだったから。。。。

GC-TOFMSは、日本語では、ガスクロマトグラフ(GC)と飛行時間型質量分析(TOFMS)計が合わさったものです。

これ自体は、ざつにいうと、なにが入っているか成分を調べるものです。
オレンジの香り(リモネン)とかエタノール(コロナ対策)が入っているか調べれます。濃度も。

○GC
GCは、ガス(GCのG:ゴキブリではない)で色んなものが入っているものを似たもの同士で分類する装置(GCのC:クロマトグラフ)です。

 色々なものが含まれている気体をよーいどんで押し込みます。前に進むしかありません。人生ですし。進む道には、障害物があります。寄り道するもの、わき見もせずすすむもの。長い間進むと、同じような人がまとまって同じ時間にゴール地点に到着します。
 学力で分類されたり、芸術センス、運動能力で分類されたりします。分類の仕方によりゴールが変わります。(本来は時間)成績であったり、小学校・中学校・高校・大学であったり。モテであったり。青春時代の楽しみ方であったり。

○TOFMS
TOFMSは、入ってきたものが何かをいろんな情報から判別するものです。エタノールなら、重さ46のものなのですが、いったんバラバラにしてパーツ毎に検査して判断します。パーツがどんなものかを調べるために、重さによって到達時間が異なるように、よーいどんして、どんな時間で到着するかでパーツの重さをはかります。そのバランスによりエタノールか判別しています。例えば、同じ筐体サイズなのに、iPhone8とiPhoneSE2は中身がまったく別のように。

 会社には、いろんな人が入ってきます。A君は、この仕事を与えたら早い!でもあの仕事を与えたら、めっちゃ時間かかる。。。こうやってA君は会社に分類されていきます。彼なら、Bさんと似たような性質なので、あの部署に入れて働かせよう!というように。そうやってA君はその会社のなかで決められていくのです。

ちなみに、検出器に到達するとサクッと消えていきます。
はかないですよねー


まとめると、、、
 この世に生を受け、親に育てられすくすくと育った。
 けれどもある程度育つと、色々な人がいる場所へと放り込まれる。そこからの人生は他人との比較ばかりだ。(保育園等から)あの子の方がかわいいだの、あの子はおとなしくていい子だの。自分は自分なのに、他人と比較されてばかり。
 長い道のりを歩いていくと自分と似たような人間が集まってきた。そう、友達である。中学くらいにはいろんなやつとつるんでいたけど、高校になるとより似たような(学力とか)連中とつるむようになった。そこで、ある会社に就職することになる。(GCのゴール)

 ここで再度一斉にスタートさせられるのだ。会社という箱(TOFMS)の中で。ジョブローテーションという名目で色々な部門の業務をさせられた。役3年管で、自分の能力を評価された。事務は向かない性格なのか、生産管理で今後取り組むことになった。部長が自分に似ているから引っ張ってきたのだと。(検出器での照合)こうやって僕は分類され社会の多くの人の中に埋もれたのだろう。。

だが、こんな人生でも添い遂げてくれたあいつがいる。他の誰かには忘れられてもあいつだけはずっと僕を覚えててくれるんだ。(PC)


なんだこれ。

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