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真実や本物を、いかに見極めるか?

真実を見極めるには、まず多方面から情報を集めて考える
必要があります。

そして、俯瞰して全体を把握しなくてはいけません。

情報を集めていく段階で、だんだん真実が見えてくるのです。
また、何が本物かがわかってきます。

「頭がいい人」は、全体を俯瞰して、ものごとの構造を早期に把握します。
一部分だけのことではなく、全体の構造を把握しているので、焦点が分散しないのです。
「木を見て森を見ず」では、ないのです。

「真実のありか」がどこにあるか分かるのです。

情報の真実だけでなく、物として何が本物かを知るための
一つの手段として「国宝を見て廻る」という課題を数年前に
自分に課しました。

国宝だけでなく重要文化財、いわゆる重文もたくさんみました。
補足として、その関係の書籍も買い集めいろいろ読みました。

国宝は、仏像でも、絵画でも、「精緻の結晶」です。
一つの妥協もない産物です。製作過程で一つの妥協もなく作られたものは、
何も言わなくても「人の心を射抜きます」

そして本物がなにかがわかります。

一例を挙げますと、
伊藤若冲の「動植綵絵」は2021年に国宝に指定されました。

尾形光琳の「燕子花絵」なども素晴らしいです。

数年前に、「木工芸(もっこうげい)」の分野の人間国宝の「須田賢司」氏
とお会いしたことがあります。

氏の作品を拝見しましたが、氏の生き様も製作物も、一切の妥協のないものです。そこには「本物」がありました。
人間としても大いに尊敬できる方です。

須田賢司先生の製作物は、イギリスの大英博物館や近代美術館に
展示されています。
製作物としては、宝石箱のようなものが多いのですが、木材は日本中の
産地から買い集め、またネジ一本に至るまで「手製」で作るのだそうです。

もう、脱帽しかありません。

是非リンクから見てください。


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