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営業マンを落とすテクニックとは? その3

前回(その2)の続きです。
ヤナセで、メルセデスを買いたいというところまで行きました。

問題は、家人をショールームに連れ出す口実を何とするかです。

あまり作為があると警戒しますから、
考えた挙句
「買い物ついでに、ちょっとヤナセに寄ってみようか?
どうせ見るだけだから。」
と言うと案外気楽に付き合ってくれました。

それまではカタログを見せて、歌人からは一応「これ良さそうね?」
と言う印象は得ていまいたから、ややしつこく誘えば見るくらいは
付き合ってくれるだろうという読みはありました。

ヤナセへ行った時には、試乗をする事は決めていました。
そして、ヤナセの営業マンの勧めに従って実際乗ってみました。
「なかなかいいね。悪くないかも」というので、概ね家人がその気に
なった事は、経験上この一言で確認できました。

それまでも、大体の支払いの計算はしていたので、ふた押しすれば落ちるかなと思っていました。

そこで営業マンを、落としにかかるわけです。
家人ではありません。営業マンと結託して家人を買う方向で落として
もらうと言う事です。

家人がトイレに行っている時に、営業マンにこう言いました。

「僕はこの車を買う事は決めているから、あとはあなたがうちの奥さんを落としてくれる?任せるから」と。

営業マンは、「よっしゃー!」とスイッチが入りました。あとは、世慣れしていない家人ですから、完落ちするのは時間の問題でした。

家人もそんなに現金を使いたくないらしく、「5年ローンならいいけど」
と言う事で見事にメルセデスを手に入れることになりました。

ちなみに、2人の娘は私立の中・高に行っていましたから、そんなにお金に
余裕はないことくらいは理解していました。

でも、欲しかったんです。この車が。

私も営業マンのはしくれですから、お客が買うか買わないかの意思が
はっきり分かれば、あとは簡単です。
その道筋をつけてあげる事で、営業マンを落とし、家人も落とすことが出来たわけです。

こんなブログを家人が見たら怒りだすかもしれませんが、ある程度はお見通しだったのではないかと、手のひらの上の亭主は思うわけです。

いかがでしょうか?

営業マンは一般的にはうるさく、鬱陶しい存在ですが、自分のために
働いてもらうことは、こちらがその気なら簡単です。

営業マンも時には、有効活用してみましょう。

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