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島根スサノオマジックホーム戦観戦記-日本一への覚悟を持って-

今回は帰省に合わせて今季初ホーム観戦となった、Bリーグ1部、島根スサノオマジックvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズの観戦レポを記していく。バスケの観戦、特に島根スサノオマジックのホーム、松江市総合体育館での観戦がどんなものなのか、今年の島根のバスケがどんなに楽しいかが伝われば幸いだ。

(完全に記事にするのサボってた)

先に一言だけ。このクラブは本気で島根から日本一を目指そうとしていて、いよいよ日本一が目指せる位置に立った。そう感じる2日間だった。

前置き(今シーズンのチームについて)

まず今回の観戦を語るに欠かせない今シーズンの島根スサノオマジックのチーム陣容について説明する。
オフシーズン、島根は移籍市場の主役となる、3人の超大型補強を行った。
まず1人が、今シーズンのキャプテンを務める安藤誓哉。わずか5年のリーグの中で既に2回の優勝を誇る名門、アルバルク東京から移籍してきた日本屈指の司令塔だ。

2人目が金丸晃輔。オフェンスマシーンと称されるほどの驚異のシュート力が持ち味の昨シーズンのMVP、リーグを代表するスーパースターだ。こちらも古豪、シーホース三河から移籍してきた。

3人目はニックケイ。主役も脇役も担える走攻守揃った超オールラウンダー。東京五輪銅メダルのオーストラリア代表で、Bリーグでは唯一のメダリストである。

一方で、昨季飛躍を遂げたチームの主力の多くが契約継続となった。さらに、アジア屈指の強豪、ニュージーランドでのコーチ経験もあるポールヘナレ、ジーココーネルをヘッドコーチ、アシスタントコーチとして迎え入れ、他のスタッフも増員した。

そして迎えたシーズン開幕戦、なんと昨シーズンチャンピオンの千葉を撃破した。こうして、島根は強豪チームも看過することができない台風の目的存在となった。


アリーナ(松江市総合体育館)について

前置きが長くなってしまった。いよいよ本題に入る。
ホーム会場の松江市総合体育館は、島根スサノオマジックのゲームデーになるとそれ一色に染まる。

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グッズ売り場にはシャツ、メガホンやペンライトといった応援グッズが立ち並ぶ。今季はグッズ担当が変わったのか、アクリルスタンドのようなオタク心をくすぐるようなグッズを新設し、記録達成記念品や季節限定グッズを数多く展開。過去に類を見ないレベルで飛ぶように売れている。

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フードマルシェでは屋台定番商品はもちろん、選手コラボ商品や、お隣鳥取県の食材を使った商品も展開されている。
さらに、私が観戦に行った日はバンダイナムコエンターテイメントがゲームスポンサーだったこともあり、パックマンマリトッツォが発売されていた。これがまあかわいい。

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アリーナに入れば、天井吊り4面ビジョンがお出迎え。島根じゃないみたいと言われるほどの(笑)非日常空間が広がる。

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非日常感をブーストさせる演出

ここまで試合前の楽しいところを記したきたが、試合以外にもまだまだ楽しみは尽きない。
まずは入場演出が本当にド派手。

ここ本当に島根ですか?←
fall out boyの「the phoenix」に合わせて炎が上がり、光が飛び交い、モニターには迫力のある選手の映像が流される。観客もとんでもない音量でメガホンを鳴らす。そんな演出の中で登場するスサノオの戦士たち。いや無理かっこよすぎる。贔屓目抜きにBリーグ最高の入場演出。

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島根のアリーナMC、HONSHOW。熱いバスケ愛とアウェーファンへの気配りが評判。空回りも多いが(笑)、彼がアウェーファンに毎試合いう「大好きなバスケットボールを楽しみましょう!」は本当に名言。

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試合を華やかに彩るチアグループ、アクアマジック。県外から遠征してくるほどのコアファンがいる人気ぶり。なんとなく理由もわかる。良くも悪くもチアっぽくない、どっちかと言えばアイドルに近いような感じ。


試合レポ(1月3日)

1月2日の試合では、攻守ともに完成度の高い名古屋のバスケに屈してしまい敗戦。
そして迎えた次の日、この日も序盤から名古屋に連続得点を許し苦しい流れ。ここで奮起したのがキャプテンの安藤。

スリーポイント決定率が40%を越えれば優秀なシューターと言われる中で4本連続決める化け物っぷりを披露。
開幕戦後に「ファンの皆さんにも覚悟を持って応援してもらいたい」と語った安藤。今シーズンはそれを言うだけのパフォーマンスを見せている。苦しいときにチームを引っ張れるキャプテンの鑑。マジで今シーズンMVP選ばれろ選ばれなかったらバグ。
その後試合は一進一退で進んでいく。その中で違いを見せたのはやはり金丸だった。

もうね、この人は変態。スピードで振り切るタイプではないから大抵タフショットなのに何故か入る。常人なら選択しないであろうシュートを決め切る。見てて思わず立ち上がるし声が出てしまう。
島根は終盤、ディフェンスで高い強度を保ちながら、勝負どころで金丸や安藤、強力な外国籍選手で得点を重ね88-81で勝利を収めた。 

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最高だ!!俺たちは日本一のチーム!!

日本一への覚悟を持って

2日間、ホームアリーナでの試合に足を運んで感じたこと、それはこのクラブが本気で日本一を目指しているということだ。
バンダイナムコエンターテイメントが19-20シーズンから経営参画して以降、年々演出は派手になり、選手の補強がしっかりなされてきた。思えば色々なことがあった。2部スタートからの昇格、降格、そして再昇格、コンプライアンス問題、球団記録の8連勝、スター選手の移籍。そんな紆余曲折を経て、いよいよ島根が日本一への挑戦権を掴んだような気がした。今の島根スサノオマジックを本当に誇りに思う。社会人になるときに地元に帰らない決断をしたことを後悔するくらいに。

2022年1月、シーズンはいよいよ折り返し。ここからの道のりがどんなに険しくても、覚悟を持って応援していきたい。

GO GO MAGIC!!






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