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東総紀行(松山庭園美術館、多古町の山城)

成田から東へはこれまでほとんど行ったことがなかったのだけれど、
大網、成東経由で八日市場駅下車、匝りの里で借りたレンタサイクルで丘を越えて、
猫ねこ展@松山庭園美術館(千葉県匝瑳市)を初めて訪問した。
http://matuyamaartmuseum.web.fc2.com/
美術館の周辺は、谷戸を利用した水田が広がっていて、農作業されていた。
友達の齊木一貫さんの新作2点を拝見するのが目的だった。
一貫さんの写真は、サイアノタイプの技法を使っていて、青い。
夜想曲Ⅲのネコの物思いにふける猫の表情は、擬人化されているわけでもないのに、人と見紛うように見えた。

また、以下の作品もとくに印象深かった。
組嶽眞子「ニャン子3きょうだい」アニメーションのような動きの表現が面白い
星猫堂(木元慶子)「198X年のある〆切、と猫」細部に魅力が詰まっている
ちゃちゃきなな「子にゃんこ玉」丸くなった子猫たちの肉球がかわいい
山根勇壮「地域猫たち」潰れた空き缶に描かれて野良感が表現されている
石井律子「明日こそ」 躍動感ある

美術館には、9頭のネコが実際にいて、触れ合うこともできる。
私は、ももちゃん、チャオちゃん(尾が茶色だから)のきょうだいを庭で見かけた。
仔猫を3頭産んだばかりの真っ白なオッドアイのネコさんは、大事を取ってお部屋でお休み中。
受付のところでは、黒猫さんがご飯を食べていた。

美術館を出て、そのまま北上し、飯高檀林跡の南の交差点を西へ東総広域農道を進み、道の駅多古あじさい館で地元食材の大和芋のとろろや豚肉のランチ。
昨年12月のお城EXPOで知った多古の山城群のうち、中心市街地に近い部分に立地する多古城、志摩城、並木城を急いで廻った。
https://www.takojokaku.jp/takojokaku_susume.html
多古町の山城は、近年とくに熱心に整備を進めていて、城郭ファンの間でちょっとしたブームになっているらしい。

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