ストーミング、戦術じゃなくて戦略説。

ご無沙汰してます。
日本ストーミング研究会第3支部副所長、daggerです。
書こう書こうと暖めてたこのネタを吐き出す時が来たようです。(春休みに入って時間ができた。)

先日、浦和界隈では有名な96さん(@urawareds96)がこのような記事を出してTLをざわつかせました。インフルエンサーってすごい。

読んでない方はぜひ。

んでこの96さんの記事は「ストーミングってなんかガバガバじゃね?」って内容です(雑)
僕も実際ガバガバだと思ってます。
そもそも何を指して言ってるのかすらハッキリしないですし。

そんなこと言いつつも僕はこんな記事書いちゃってます。 

熱い手のひら返しですね。
今シーズンの浦和のためにも書くしかなかったんや…。
(みんなこの記事も読んで!!)

という訳で過激ストーミング信者として、96さんの主張に反論!って程ではないですが、そもそもストーミングという言葉の立ち位置ってなんなん?って視点でアウトプットしたいなと。

そもそもサッカーにおけるって戦術って何?

サッカーにおける「戦術」の定義が人それぞれで曖昧なためそこからの話になるかと。
とりあえず「戦術」という言葉をググってみましょう。

最初の1文をサッカーに置き換えるなら、「得点を、最も効果的にすることをねらいとして行われる方法的技術」となるでしょうか。

サッカーは1つのボールを巡って得点を奪い合うという絶対不変の原理があります。
じゃあそのゴールを効果的に奪うためにはどうすれば?という考えがサッカーにおける戦術に当たると考えられます。

超簡単な具体例で言うと、ハイラインのチーム相手にはディフェンスラインの裏を狙う。相手のCBは競り合い弱いからクロスを放り込みまくる。など…

サッカーは相手の弱点を突き合うスポーツであるので、相手が嫌がることをやり続ける事で得点の可能性を高めます。

実際には現代のサッカーはもっと複雑であり、それに伴い戦術も複雑になっています。
あくまでも「簡単な例」なので悪しからず。

じゃあサッカーで戦略って何の事を指すの??

とりあえず戦術と同じように、戦略もググってみます。

説明の中盤で面白い表現をしてくれてます。

政治闘争上の戦略とは綱領的な基本目標によって設定される闘争の一般的方向性をいい,戦術とは戦略に基づく個々の具体的な場面における判断や闘争の技術のことをいう。

「政治闘争上」と述べられていますが、その他の面でも大方同じような見方をしてていいと思います。

サッカーでは戦略という言葉、あまり馴染みがないですね。あえて例えるとすればプレー原則などが近いでしょうか。
プレー原則とは簡単に言うと「チームの決まり事」のようなもの。深い位置でボールを奪ったらロングボールで1トップに当てる!ラインは高めに設定する!などです。

結局ストーミングはどうなるの?

ここで本題。現在、ストーミングは戦術を指す言葉としてしばしば使われています。今シーズン、プレミアリーグで圧倒的な強さを見せているリヴァプール。その監督であるクロップはストーミングの使い手とされている。しかし、今シーズンのリヴァプールはいわゆるストーミングという形からは遠ざかっているように見られる。ストーミングをしている試合もある。しかし、ほとんどは遅攻メインの試合であるのです。アリソン、ファンダイク、ファビーニョの加入など様々な要因により、遅攻ができるようになったためこのような形に変容したと思われます。

そのため、僕はストーミングは戦術じゃなくて戦略なのでは?と考えました。
やっとタイトル回収です。

戦術というとその試合で勝つために立てられる作戦。しかし、現在世界王者であるリヴァプールは毎試合行うわけではない。つまり、戦略的要素で「ストーミング」という物を取り入れてるのではないか?という発想です。プレー原則に近い形です。

チームとしては「ストーミング」という大きな形は持っている。ただ、それを毎回やるとは限らないよみたいな。

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