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【2025年クラシック候補診断File①】ミリオンローズ

日本ダービーが終わり、来年のクラシックに向けて新馬戦が始まりました。
今年から私が気になった馬を備忘録代わりに書いてみたいと思います。

6月2日(日)
東京5R メイクデビュー(2歳牝馬限定)
芝1600m 12頭 稍重

勝ち馬 ミリオンローズ
父 スワーヴリチャード
母 マンビア(母父 アルデバランⅡ)
騎手 横山武史
厩舎 萩原清(美浦)
生産 ノーザンファーム
馬主 池谷誠一

評価は10段階で示しています。


血統


母はフランスGⅢ勝ち。
半兄のダノンジャスティス(父Kingman)が中央3勝
半姉サンテローズ(父ハーツクライ)が4勝
半兄グアデループ(父ヴィクトワールピサ)が2勝
半姉ミッキーハーモニー(父キタサンブラック)が3勝
半姉スイミーユニバンス(父ドゥラメンテ)が1勝
兄弟は1つ上の半姉が未勝利戦5着(6/5時点)だが
それ以外は父馬、厩舎、馬主が違うにも関わらず、とりあえず勝ち上がっているのはポイントが高い。
同馬は父がスワーヴリチャードに変わり、早めのデビューだが兄弟に重賞勝ち馬がおらず、配合的には特に評価する点はない。
評価:6 ★★★★★★☆☆☆☆

厩舎力


萩原厩舎は関東では数少ない『現役ダービートレーナー』でありルヴァンスレーヴでチャンピオンカップ、ノームコアでヴィクトリアマイル、ダノンキングリーで安田記念のGⅠ勝利。
ただ、牝馬でオークス時期までの重賞勝利が無いのは痛い。
評価:6 ★★★★★★☆☆☆☆

タイムレベル


勝ちタイム 1:36.4(稍重)
前半4F 50.0
上り4F 46.4(後傾ラップ)
上り3F 33.7
ラップタイム
13.1 - 11.7 - 12.3 - 12.9 - 12.7 - 11.8 - 11.0 - 10.9
前半はスローの流れから、上がり5Fからは加速ラップというのは優秀。
稍重発表の馬場で上がり3F33.7も良いがラスト1F10.9と11秒以下にまとめてきたのは驚いた。
評価:8★★★★★★★★☆☆

メンバーレベル


今回5着までに入線した馬はレース振りや上がりタイムも優秀だし皆勝ち上がれそう。
見た目以上にメンバーレベルは高かった。
評価:8★★★★★★★★☆☆

将来性


血統や走りを見ても早熟性と好枠を活かして勝利した要素が大きく、将来性はそこまで感じられなかった。
しかし2~3歳時のOPやGⅢあたりなら勝ち負けできるし、世代レベルが低ければ3歳春のGⅠまでは十分楽しめる馬である。
評価:7★★★★★★★☆☆☆

『Mの法則』で考える馬券の狙い目


『Mの法則』ではスワーヴリチャード産駒はC系に属しており、同馬はその特性が良く出た馬だと思います。
C系、特にスワーヴリチャードは精神コントロールは難しいが強い相手や馬群で我慢させるような摩擦の多いレースで強いという特性があり、今回のミリオンローズの新馬戦も「強い相手」と「内枠」という条件が合ったため激走。
しかし次走以降「弱い相手」「外枠」など合わない条件で凡走する可能性も秘めており、馬券的な観点で狙うなら圧倒的人気になる次走よりも、凡走後に「相手強化」「内枠」そして先行脚質で凡走したあとで差し脚質に変えるなどの「位置取りショック」が掛かりそうな条件が揃うレースで狙いたい。
この手のタイプは若馬の間で同じように条件が揃うと何度も激走するので覚えておきたいところ。

サポートしてもらうようなこと何も書いてませんw