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【11日目】ChatGPTにわかりやすい説明を考えもらう

わからない言葉の意味を調べようと思ったとき、ChatGPTに「回答を求める」こともできますが、個人的には「世の中の回答をわかりやすい説明に直してもらう」という使い方がおすすめです。

このときのプロンプトで重要なのが、【役割】と【対象】です。

この2つをちゃんと伝えることでより精度の高い回答を返してくれるようになります。

ChatGPTなら難しい内容もわかりやすく説明してくれる

今回は一例として、「NFTの意味」についてGoogleで検索してみます。

参照: https://www.bridge-salon.jp/toushi/nft/#back

この説明もわかりやすいですが、ちょこちょこわからない単語が出てきたりするので、もう少し簡単な説明があるとありがたいですよね。

そこで!!ChatGPTのお力を借りて、上記の文章をよりわかりやすく説明してもらいます。

「誰」が「誰」に説明するのかを伝える

Chat GPTにお願いするときに重要なのが、冒頭でも話した【役割】と【対象】です。シンプルに言うと「誰」が「誰」に説明するのかということです。

今回のプロンプトでは以下のように設定してみますり

  • 役割:わかりやすく説明することが得意な先生(キャラ設定に近い)

  • 対象:中学生

【プロンプト】

あなたはとてもわかりやすく説明することが得意な先生です。
下記の文章を中学生にもわかるように、例えも交えて説明してください。

#文章
NFT(Non-Fungible Token)とは、「代替不可能なトークン」という意味をもつ言葉です。
アートなどのデジタルデータに紐づいたNFTには、固有のアドレスが割り振られており、他のものと替えが効きません。

偽造や改ざんが難しいブロックチェーン技術が活用されており、デジタルデータが固有の価値を持つようになりました。

【ChatGPTの回答】

もちろん、わかりやすく説明しますね!

NFT(Non-Fungible Token)は、日本語で「代替不可能なトークン」という意味です。これはちょっと難しい言葉ですね。例えば、あなたが持っている特別なおもちゃやカードを考えてみてください。そのおもちゃやカードは、あなただけのもので、他の人のものとは違いますよね。NFTも同じように、一つ一つがユニークで、他のものとは交換できない特別なものとして考えることができます。

デジタルの世界でも、アートや音楽、ゲームのアイテムなど、特別なデータにNFTという「証明書」のようなものがついています。この「証明書」には、そのデータだけの特別なアドレスが書かれていて、それがあることで「これは本物だ!」と証明できるのです。

そして、このNFTを作る時に使われる技術が「ブロックチェーン」というものです。ブロックチェーンは、データを安全に保存する技術で、偽造や改ざんがとても難しいんです。だから、NFTを使うことで、デジタルのデータも「これは私だけの特別なもの!」と言えるようになったんです。

どうでしょうか、少しわかりやすくなりましたか?

最初の文章よりもわかりやすい説明に変換してくれました。

さらに便利なのが一人でロープレができること(しかも無限に)。

たとえば、生徒から出そうな質問を想定してChatGPTに聞いてみるという使い方です。

【生徒のつもりで質問してみる】

生徒から下記のような質問が来ました。わかりやすく答えてください。
生徒:先生、なぜブロックチェーンは偽造や改ざんができないのですか?

【ChatGPTの回答】

もちろん、生徒さんの質問に答えますね!

ブロックチェーンは、その名前の通り「ブロック」というデータのかたまりが「チェーン」のようにつながっている構造をしています。それぞれのブロックには、前のブロックの情報が含まれているので、1つのブロックを変えようとすると、それ以降のすべてのブロックも変えなければならなくなります。

例えば、あなたが長いドミノの列を作ったとします。最初のドミノを倒すと、次々とドミノが倒れていくように、ブロックチェーンも1つのブロックが変わると、それに続くすべてのブロックも影響を受けるのです。

さらに、ブロックチェーンの情報は、世界中のたくさんのコンピュータに分散して保存されています。これを「分散型」と言います。だから、偽造や改ざんをしようとすると、それを認めている多くのコンピュータを同時に操作しなければならないので、とても難しいのです。

このように、ブロックチェーンの特性として「連鎖するブロックの構造」と「分散型の保存」があるため、偽造や改ざんが非常に難しくなっているのです。

このように、想定される疑問にもしっかり答えてくれるので、事前に予想される質問に備えておくことができます。

逆に生徒側の立場になって、質問を考えてもらうこともできます。

【プロンプト】

私は中学校の教師です。今度の授業で、NFTについて生徒に説明します。
説明予定の内容を読んで、生徒から出てきそうな質問を考えてください。

#説明予定の内容

NFT(Non-Fungible Token)は、日本語で「代替不可能なトークン」という意味です。これはちょっと難しい言葉ですね。
例えば、あなたが持っている特別なおもちゃやカードを考えてみてください。そのおもちゃやカードは、あなただけのもので、他の人のものとは違いますよね。NFTも同じように、一つ一つがユニークで、他のものとは交換できない特別なものとして考えることができます。

デジタルの世界でも、アートや音楽、ゲームのアイテムなど、特別なデータにNFTという「証明書」のようなものがついています。
この「証明書」には、そのデータだけの特別なアドレスが書かれていて、それがあることで「これは本物だ!」と証明できるのです。

そして、このNFTを作る時に使われる技術が「ブロックチェーン」というものです。ブロックチェーンは、データを安全に保存する技術で、偽造や改ざんがとても難しいんです。
だから、NFTを使うことで、デジタルのデータも「これは私だけの特別なもの!」と言えるようになったんです。

【ChatGPTの回答】

説明予定の内容を読んだ上で、生徒から出てきそうな質問を以下に挙げます。

1.NFTはどこで手に入れることができますか?
2.NFTを持っていると、そのアートや音楽を独占できるのですか?
3.NFTは高価なものばかりなのですか?
4.NFTを買うと何のメリットがありますか?
5.ブロックチェーンとは具体的にどのようなものですか?
6.NFTはどのようにして作られるのですか?
7.NFTはデジタルデータだけのものなのですか?実物のアートなどにも使われますか?
8.NFTが偽造や改ざんが難しいのはなぜですか?
9.NFTを持っていると、それを他の人に売ることはできますか?
10.NFTの「証明書」があると、それを見ることができるのは誰ですか?

これらの質問は、生徒がNFTやブロックチェーンについての基本的な理解を深めるためのものとなります。
生徒の興味や理解度に応じて、さらに詳しい説明や追加の情報を提供することが望ましいでしょう。

こんな感じで生徒が考えそうな質問を出してくれます。

「それに対する回答も考えて」と言うと普通なら怒られそうな気がしますが、ChatGPTは「もちろん」と嫌な顔一つしません。

もちろん、上記の質問に対する回答を以下に示します。

NFTはどこで手に入れることができますか?
NFTは、特定のオンラインマーケットプレイスで購入することができます。例としては「OpenSea」や「Rarible」などがあります。

NFTを持っていると、そのアートや音楽を独占できるのですか?
NFTを持っていると、そのアートや音楽の所有権を持っていることを証明できますが、独占権は必ずしも与えられるわけではありません。具体的な権利は、NFTの作成者や販売者が設定した条件によります。

NFTは高価なものばかりなのですか?
NFTには高価なものもありますが、手頃な価格のものも多く存在します。価格は、作品の人気や希少性、作成者の評価などによって変動します。

NFTを買うと何のメリットがありますか?
NFTを持っていると、そのデジタルアートやアイテムの独自性や所有権を証明できます。また、コレクターアイテムとしての価値があり、将来的に高値で売却する可能性もあります。

ブロックチェーンとは具体的にどのようなものですか?
ブロックチェーンは、情報を「ブロック」と呼ばれる単位に分けて連鎖的に保存する技術です。各ブロックは前のブロックと繋がっており、一度保存されたデータは後から変更することが難しいため、安全性が高いとされています。

NFTはどのようにして作られるのですか?
NFTはブロックチェーン上で「ミント」と呼ばれるプロセスを通じて作成されます。作成者は、デジタルアートやアイテムの情報をブロックチェーンに登録し、それをNFTとして発行します。

NFTはデジタルデータだけのものなのですか?実物のアートなどにも使われますか?
主にデジタルデータに関連していますが、実物のアートや商品に関連する証明としても使用されることがあります。

NFTが偽造や改ざんが難しいのはなぜですか?
NFTはブロックチェーン技術を使用しています。ブロックチェーンは、一度登録されたデータを後から変更することが非常に難しい構造になっているため、偽造や改ざんが難しいのです。

NFTを持っていると、それを他の人に売ることはできますか?
はい、NFTはオンラインマーケットプレイスで他の人に売ることができます。

NFTの「証明書」があると、それを見ることができるのは誰ですか?
NFTの「証明書」はブロックチェーン上で公開されているため、誰でも閲覧することができます。しかし、所有権を証明するための特定のキーは、NFTの所有者だけが持っています。

これらの回答は基本的なものですので、生徒の理解度や興味に応じて、さらに詳しい情報を提供することが望ましいでしょう。

10個すべてに一瞬で回答してくれます。ここから一つの回答に絞って深堀することもできますし、「説明がわかりづらいからもう一度考えて」と言うと、考え直してくれます。

さすがに事実確認や微調整などは必要ですが、リサーチしては優秀すぎます。

これを応用することで、クライアントや上司へのプレゼンのブラッシュアップも可能です!

しかし、これだけ便利すぎると、近い将来人間がダメになっていく姿が想像できる笑

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