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バナナとナッツのココアパウンドケーキ

前置き

このレシピは調理も製菓もなんの勉強もしてない素人で、まあほぼ毎日自炊はしてるし趣味ていどにパウンドケーキくらいは焼くかなレベルの人間が自分が食う分にはこうしてるぜというのをメモしてるようなものなので作るときは自己責任でやってくれ
あとなるべくはやく食べてくれ
つーかインターネットに転がってるようなレシピはだいたいそういう心持ちで使った方がいい

使う調理器具

  • オーブン オーブンレンジで良い

  • まな板

  • 包丁

  • 大きめのボウルふたつ どんぶりなどで代用可

  • 小さめのボウルひとつ 茶碗とかで代用可

  • ふるい ザルでいい、私もザル使ってる

  • 大きめのフォーク パスタ用くらいでOK

  • 計量カップ

  • はかり これなしでお菓子作りに手を出そうというのは豪胆すぎる。目盛を読むようなやつじゃなくて電子のやつが良い

  • 小さじ 最悪はかりで代用できるけどはかりではかるには細かすぎるからあった方が楽

  • フライパン テフロン加工のやつがいいらしいが別になんでもいいよ

  • 木べら 混ぜれればなんでもいいんだけど火を使うときに使うから熱伝導性が低いやつが望ましい。シリコン製とか

  • ゴムベラ 混ぜるのにも使うけどボウルにこびりついた生地をこそげ落とすのに必要なのでないなら買った方が良いシリコン製のこそぎ落としにも使えて加熱調理もOKのやつなら上の木べらとここのゴムベラをひとつのシリコンベラで仕事を奪えます

  • パウンドケーキ型 クッキングシートで高さだしする手間をかけれるなら18cm型ひとつでいける。私はそれができないからダイソーの3つ入りの紙のやつを一度にふたつ使ってる

材料

  • バナナ 4本 ちょい小さいやつだったから大きめのだったら3本でいいかも。4本なら2本を生地用、2本を具材として混ぜ込む用に使うんだけど3本の場合は2本を生地にして1本を具材にしたらいいよ

  • アーモンド(食塩無添加)100g 好みで減らしても大丈夫これ以上は増やすな。アーモンド減らした分チョコ入れたりしてもおいしいよ

  • 卵 1個 MつかったけどLでもいい。 Sだと心許ない気がする

  • 薄力粉 128g 薄力粉と純ココアの重量は本来160gの薄力粉を使うところを生地をココア味にするために薄力粉の20%を純ココアに置き換えている。純ココアの割合は好みによって10%〜20%の間で調整してもいい。量る時に薄力粉が余分に入っちゃって戻すのがめんどうなときに合計で160gになるように純ココアを入れても良い

  • 純ココア 32g 製菓コーナー見るとブラックココアとかいうやつもいてどっちなの〜と思うかもだけどブラックココアは色は黒くなるけど味はそんなつかないから純ココアにしよう。ケーキを黒くしたい時はブラックココアを買えばいい。あとミロとかのそのまま牛乳やお湯に溶かして飲むやつが家にあってもこれでいいやっていうのはやめよう

  • ベーキングパウダー 小さじ1 これを入れないとミチッとしたケーキになってしまうからちゃんと入れようでもこれを買ったら最後お菓子作りの習慣を身につけないと使いきれないという罠でもある。重曹で代用できるって言われるけど食用の重曹も別に家になくないか?

  • 牛乳 100ml 豆乳とかでもいいんじゃないかなアーモンドミルクなどの油分の高いものにするなら生地にはオリーブオイル入れなくていいと思う

  • 砂糖 80g グラニュー糖とかきび糖とか上白糖とかいろいろあるけど家にあるのでいいよ。

  • オリーブオイル 小さじ2(10ml) 液体の油ならサラダ油でも大丈夫。風味は完全に変わる。バター使うなら20g。風味は完全に変わる。バター使った方が格段にリッチな味わいになるけど常温に戻したり小さく切ってやわらかくなるまで混ぜたりしないといけないのがめんどうなんだよな。めんどうじゃない?

  • ブランデー 10ml 入れたい人だけが入れたらいいやつ。入れたい人だけが入れたらいいので製菓に使われる洋酒ならなんでもいいよ。製菓に使われる洋酒が何かわかんねーよとか家にないとかなら別にわざわざ買わなくてもいい、気持ちだから

  • キャラメリゼ用

    • 砂糖 80g

    • 水 小さじ2(10ml)

    • オリーブオイル 小さじ1(5ml) バター10gでもいいよ

作り方

手順1
オーブンを180℃に予熱しておく。ケーキを焼くのに失敗するやつはいつだって予熱をし忘れているやつなので絶対に予熱をしよう。なぜレシピのいちばん最初に書いてるかわかるか?オレがやさしいからだよ

手順2
金属の18cmのパウンドケーキ型使う人はクッキングシートを切って型に合わせて高さだけは型より高くしとこうね(生地が膨らんで流れ出すのを防ぐためだよ)
オレにはそんなことはできない……面倒すぎて……
ガラスのパウンドケーキ型はオススメしない、それで失敗した(生地が流れ出してオーブンレンジの中がコゲコゲのガビガビになった)から
高いのならいいのかもこの高いは値段じゃなくて高さだよ文脈でわからない人もいるから書いといたけどこういうことを書くとバカにするな!という人もいるがお前がバカじゃないと思うのならお前のための注意書きじゃないことくらい理解し、耐えろ
私は紙のパウンドケーキ型(ダイソーの3つ入りLサイズ)をふたつ使っています、一回でふたつできてお得だし

手順3
バナナ2本(具材用)をまな板と包丁を使ってスライスしておく
アーモンドを好みで砕いておく(私は砕かず丸で使ってる。アーモンドが入ってる袋の上から叩いて砕くと飛び散らないよ)
卵を冷蔵庫から出し、牛乳を計量カップで量っておく(常温にしとくといいらしいけどわからんし冬には一生常温にならんから最初に出すだけで許してくれやって言ってつくってる)
砂糖80g(キャラメリゼ用)を小さいボウルで量っておく
生地用の砂糖80gをここで量って置いといてもいいんだけどそうすると器が余分に増えるから私は砂糖入れる段階で量って入れてる。自分に向いてる方でやってくれや
今はまだ使わないけど小さじ使う系のものはベーキングパウダー→水→オリーブオイルの順でやると一本を途中で洗ったりせずに使えて楽だよ

手順4
粉類(薄力粉・純ココア・ベーキングパウダー)を大きなボウルで量ってザルでふるっておく
計算が苦手な人はひとつの材料入れるたびにはかりの表示を0にしたらわかりやすいよ
ただし今回は薄力粉と純ココアの合計が160gにすればよいという条件もあるから自分がややこしくないと思う方法でやってね
この情報がすでにややこしい場合はまあ、知らん
ボウルにザルを入れた状態で重さを量ってそのままふるうとボウル一個でできて楽だよ

手順5
バナナ2本(生地用)を大きなボウルに入れてフォークで潰す。どうせ潰すので手でちぎっておくと楽で良い
バナナは黒くなってるくらいのやつがいいよ、潰しやすいし、甘いし……なんならバナナが黒くなっちゃってもうそのままじゃ食べたくないよ〜ってときにこのケーキつくったらいいよ

手順6
潰したバナナに卵、牛乳、砂糖80gを入れてなんとなく一体化するまで引き続きフォークで混ぜる
バナナと卵と牛乳が入ったボウルをはかりにのせて表示を0にしてから砂糖をボウルに直入れして80g量ると洗い物が少なくて済む
こんなラフなやり方私には向いてないわ!という人は事前に量って置いて洗い物を増やそう
このボウルはいったんここまでで置いておきます
フォークはもう用はないから洗い物にしていいよ

手順7
具材用にスライスしていたバナナとアーモンドのキャラメリゼをする
まずはカラメルの用意
フライパンに水小さじ2(10ml)砂糖80gの順番で入れる
ほんとうに洗い物が面倒だ!少なければ少ないほどいい!と思っている人はフライパンに水を入れた状態ではかりにのせて表示を0にして砂糖を直入れで80g量ろう
入れすぎた時の責任は負えないことを留意してください
なんとなく砂糖全体に水が染みたなと思ったら火にかけてフライパン全体を回すようにして砂糖を溶かしていく
だんだんと沸騰してきてプツプツと気泡が出てくるのでとにかくフライパンを回そう
全体がプツプツしてくると次はだんだん茶色くなってくる
この状態のものがプリンのカラメルに使えるよ、今回はバナナとアーモンドを絡めるのに使うけど
カラメルをつくったときに使った調理器具はありえんほどベタつくし飴化してこすっても落ちないよ〜という事態になるがそういう時は落ち着いて全部水につけて一昼夜置いとくとしょせん砂糖と水なので全部溶ける
急いで取ろうとするとテフロン剥がれたりして最悪なので落ち着いて対処しよう

手順8
スライスしたバナナとアーモンドをフライパンにいれ、カラメルと絡める
木べらでジャッジャッとやろうバナナから水分が出てだんだんベチャベチャしてくる
せっかくスライスしたのでなるべく潰したくはないけどやわらかくなるので多少潰れるのは諦めよう
全体に絡まったらオリーブオイル小さじ1を入れよう
フライパンの上で小さじに直接オリーブオイル注いで計ればいいよ
まあちょっとくらいこぼれても別にいいさ

手順9
フライパンの中身が冷める前に潰したバナナに卵と牛乳と砂糖を混ぜたものが入ったボウルに入れよう
アツアツを入れたら卵に火が入っちゃうじゃない!と思うかもしれないけどキャラメリゼしたものは冷めたらカチカチになるしすぐ冷めるからサッサと入れよう
木べらにくっついてるのもボウルの縁でこそげ落として入れよう、ゴムベラを使って落としてもいい
ここからはゴムベラを使うから木べらは洗い物にしていいぞ

手順10
生地用のオリーブオイル小さじ2(10ml)とブランデー10mlを入れる
ブランデー10mlって書いたけど計って入れたこと一回もないフィーリングで入れてる
計りたいなら小さじ2でいいんだけどもうすでに小さじが油でギトギトなんだよな、困ったな、キッチンペーパーで拭いてから使ってくれ

手順11
ゴムベラで具材のバナナを潰さないように混ぜる
全体が混ざった気がしたらふるっておいた粉類をいれていくぞ
一気に入れると一生粉が消えなるからちょっとずつに分けていれよう
慎重派は4回、大胆派は2回、中間派は3回でいいと思うよ1回のやつは人の話を聞かないやつだよ
粉類を入れたら一回一回ゴムベラで切るように混ぜていくよ
切るように混ぜるってなんなんだよと思うかもしれないけどゴムベラを回転させず直線の軌道で混ぜるようにするといいよ、たまに底を掬って天地を返そう
しゃもじでごはん混ぜる感覚がいちばん近いんだけどしゃもじでごはん混ぜない人間もいるからこの表現で伝わるかどうかはきみ次第だ
混ぜていって粉っぽさがなくなったらまた粉類を入れてゴムベラで切るように混ぜていこう
全ての粉類を入れ終えて粉っぽさがなくなるまで混ぜたら生地の完成だよ

手順12
生地をパウンドケーキ型に入れます
私は紙のパウンドケーキ型をふたつ使っているので生地を半分くらいにわけていれています
一気に半分入れるんじゃなくて交互にちょっとずつ入れてまあこれで半分と言ってもいいだろうって感じにやってる
生地がめちゃこぼれるから型から型に移動する時はゴムベラで縁にから垂れてるやつを落としてから移動してくれ
ひとつのパウンドケーキ型でするひとは何も考えずに全部入れよう
入れ終わったら型に入った生地をなんとなく平らに均しておくといいよ

手順13
生地の入ったパウンド型を180℃に予熱されてるオーブンに入れて40分焼きます
自分の家のオーブンの火力に自信がなかったら45分焼こう
オーブンでも回転皿で回りながら焼かれるタイプなら40分一気に焼いてもいいけど回転皿じゃないタイプなら焼きムラが出る可能性があるので20分焼いてから生地をひっくり返して(断っておくが上下ではない。手前と奥を返せと言っている)もう20分焼くと半分焦げてて半分生焼けというイリュージョンケーキを避けられるよ
あと温度上げて時短できませんか?とかいうやつはできないとだけ言っておきます
オーブンの温度はレンジのワット数ではないことを覚えておいてください
ちなみにレンジは焼くものが増えると時間かワット数を増やす必要があるけどオーブンはたとえ倍量焼くときでも温度と時間を変えなくてもいいという利点があります
その理由は流石に自分で調べましょう

手順14
オーブンにいれてふ〜やれやれあとは焼けるの待つだけだと思ったそこのあなた!
使った調理器具を今すぐに全部洗ってください
放っておいてカピカピになったケーキ生地はマジで最悪です
まだやわらかい今のうちに全て洗いましょう
置いといていいのはキャラメリゼに使ったフライパンと木べらだけです
片付けまでがお菓子作りだと思ってくれ、同居人が菓子だけつくって片付けしてねーのに菓子を作ったということ一点でなにかしてやった面してるのは本当にムカつくよ

手順15
焼けるまでゲームとか読書とかTwitterとかして待ちます

手順16
焼けたらケーキの中心に竹串を刺して、どろっとした生地がついてこなかったら完成
生地がついてくるようなら10分追加で焼いて生地がつかなくなるまで繰り返そう
竹串になんかくっついてるけど焼けて柔らかくなったバナナだったというパターンもあるのでよく見極めよう
冷めてケーキが落ち着く(油分が均等に染みてケーキ全体がしっとりするぞ!)のを待ってから食べようってよく言われるけど焼きたても食べるよね〜たくさんつくっとこう

余談

この作り方だとバナナが甘味と粉類のつなぎの役割を果たしているので砂糖とバターがふつうのパウンドケーキよりも少ないんだけどアーモンドが山ほど入ってるので別にカロリーは低くないんだよな。つーか他人のこれ系のレシピみたらアーモンド20gとか書いてあってもしかしてアーモンド入れすぎ!?になっちゃった。でもこういうケーキの中に入ってる具って多ければ多いほどうまいじゃん……。カロリー気にする人はアーモンド減らしていいよ。バターを使ってないのはバターを溶かさずにやわらかくなるまで混ぜるのがいやになって考えたレシピだからだよ。真冬にパウンドケーキをまっとうにつくってた時期が私にだってあったんだ

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