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『業者』ではなく『パートナー』と呼ぼう

私の代になって、自社で取り組んでいることの一つが「業者」でなく「パートナー」と呼ぼうということです。

私たち、種麹メーカーも、お客様である醸造メーカーの皆さんからみると、出入り業者の一つです。

ですが、それこそ営業として訪問すると、「種麹の専門家が来てくれた!」と、応接室に通されて、相手の社長や研究室長といった方々が続々といらっしゃられたこともあります。

私など、20代の頃、私が営業で回っている時は、「ありがたいけど、むしろプレッシャーだ、、、」と思っていました。また、それを励みに、頼られる種麹メーカーであり、専門家となるよう頑張ってきました。


逆の立場に立てば、自分の会社は、取引先から見て、どのような客に見えているのかということを考えます。

もともと上下のある言葉ではないですが、「業者」という言葉があります。私は、なるべく、この言葉を使わないで「パートナー」と呼びたいです。言葉が変われば気持ちも変わるかなと思います。

「業者」と呼ぶと「自分たちがオーダーしたことだけやってくれればいい」という雰囲気を感じますが、「パートナー」と呼ぶことで、「一緒に業績を上げていく仲間」という意識になります。

そうすれば、例えば包装屋さんから包装の知識を引き出したり、機械屋さんからより良い提案を受けたりということに繋がります。

運送屋さん、営業車の販売店さん、保険代理店さん、研究用品屋さん、段ボール屋さん、原材料屋さん、事務機器屋さん、ビル清掃会社さん、機器メンテナンス会社さん、警備会社さん、お弁当屋さん、制服屋さん、印刷屋さん、、、

当社に納品やサービスをいただく会社さん、担当者さんだって、自分を尊重してくれる相手には、なんらかより良いサービスをしたいと思っていただけると思いますし、

また、相手にパートナーとしての専門性を尊重するからこそ、時にはレベルの高い要求をしますし、それに応え合うことで、互いのレベルが上がっていけばと思っています。

私は、「相手の可能性を引き出す」ということを人生の目標に置いています。

だから、まず自社内から「業者」じゃなく「パートナー」という言葉を使って、様々な物品やサービスを自社に納品、届けていただく会社さんと接していこうと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。 私のプロフィールについては、詳しくはこちらをご覧ください。 https://note.com/ymurai_koji/n/nc5a926632683