リベラルアーツ超大事

「リベラルアーツ」、一時期さかんに言われていたキーワードではありますが、やっぱ大事です。超大事。
ここ最近ずっと本をたくさん読むようにしていて、改めてそう思います。

「リベラルアーツ」ってなんぞや。いわゆる教養とか一般常識とか言われているもので、これがあることによって他のいろんな実学が自分の実になる、いわばすべての勉強のベースとなるものと考えておけばいいでしょう。
古代だと「自由七科」と言われて、「文法学・論理学・修辞学・算術・幾何・音楽・天文学」のことを指しているようですが、では現代におけるリベラルアーツとはなんぞや?ということで、何が該当するかいろいろ議論があるようです。

しかし、その答えは至極簡単だと思います。いろんな本を読んだ後の直感として「リベラルアーツとはこれ!」というのは明快に言うことができると考えていて、それはつまり「国語・数学・理科・社会・英語・技術・家庭科・美術・音楽・保険体育」です。
要するに義務教育です。

義務教育のカリキュラムはいろいろ言われているけど、やっぱり必要なものが網羅されていると思います。
何か粗を指摘するなら「詰め込み教育」なんですが、社会経験がなく何に役立つかの想像もできず興味も持てない普通の小中学生に対して、とにかく大人になって必要となる可能性のあるものに触れさせておくためには、いったん詰め込むしかないだろうとも思います。

特にわかりやすいのが社会で、地理と歴史はあらゆる学問や教養や知識の人類史における位置を明らかにする「知の空間」としての役割を持つ、非常に大事な教養なんですが、これは中学生ではまず実感できない。しかも体系立てて理由込みで教えようとすると、量も膨大だし関連知識もすごく必要で、相当に難しい教科になってしまうはずです。
しかもその関連知識の多くは、大人になって社会に目を向けることで実際に目の前にあるので、大人になってから社会を勉強するとその重要性がよくわかると思います。

美術・音楽・体育も言わずもがなというか。
特に僕は体育が嫌いなんですが、母子家庭で親が子供の運動に付き合うことが難しい家庭環境にある僕のような子供にこそ、体育の時間で半ば強制的にでも運動に触れさせることは必要な教育だったと感じます。
(しかし運動ができないことを同級生になじられたり、罰を受けているかのうような教師の威圧的な態度は本当にやめてほしい)

てことで、今は自分の子供が学校教育からそっぽを向かないよう、強制にならないようにさりげなくさりげな〜く勉強に興味を誘導する、そのために何ができるかを絶賛試行中です。

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