無題

僕は最近、言葉に胃もたれを起こす。

どういうことかと言うと、野暮に辟易としてしまうということだ。

「あなたのことを愛しています」

と言われたとき、言葉選びは様々あるにしても、答えの方向性としては2つだ。

「ぼくもです」と「ごめんなさい」。

この場で、「その、愛してますと言うのは、恋愛のことですか?」と聞くやつがいる。

お前さんは、愛していると、恋愛以外の感情で使うやつなのか。

どうなんだ?ええ?

そんなに君は愛情深く交流の深い人間なのか??
違うだろう?
いや、違うに決まっている。愛情深く交流の深い人間なら、それ相応に周りから愛されている筈だし、つまるところコミュニケーションが比較的得意なやつだと推測できる。コミュニケーションの得意なやつが「愛してますと言うのは恋愛のことですか?」なんて他人に聞くわけがない。なぜならコミュニケーションが得意というのは即ち空気(雰囲気)を読むのが得意ということだからだ。

つまるところ、「その、愛してますと言うのは、恋愛のことですか?」と聞くやつは、自分のことを棚上げしている!!!!

自分は恋愛のこと以外で愛していますなんて言わないのに、他人が言ったときだけ上げ足を取って真意を確かめようとしている。まともな人間ならそんなこと言えるはずがない!!!

言葉にしたら壊れるものがあるということを考えない、その図太く自己中心的な性格。
もちろんこれはただの一例だけど、僕は時々こんな野暮ったい言葉に辟易しています。

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