見出し画像

Aぇ!groupの京セラドーム公演を観に行った。

3月17日(日)、Aぇ!group初の京セラドーム公演、「Aぇ! group Aッ倒的ファン大感謝祭 in 京セラドーム大阪 ~みんなホンマにありがとう~」を観に行きました。

旧関西ジャニーズJr.のグループとして2019年に結成した彼ら。
この度グループとして初のドーム公演ですが、これはCDデビュー前のグループとしては2006年のKAT‐TUN以来で、京セラドームとなると史上初の快挙です。

3月16、17日の2回公演でしたが、16日の公演では、Aぇ!group念願のCDデビューが発表されました。
正直言うと、僕が行く日に発表して欲しかった、、という思いがありましたが、ジュニア初の京セラドーム、グループのデビュー発表という歴史的に意義のある公演を観れるんだと、胸を躍らせながら会場に向かいました。

約2時間の公演。観終わった感想を書いていきます。


最初のブロックから、アガれる曲が怒涛のラッシュ。
「バンバンッ!!」や「アホ新世界」などの新旧ジュニアソングに、「Aッ‼‼‼」や「firebird」などグループの持ち歌と、好きな曲ばかりで個人的にはここが一番盛り上がりました。


その後はお客さんやスタッフ、後輩ジュニアなどから募ったアンケートの発表。ここが40分くらいのトークライブって感じでした。

何もわかっていない僕は、「え、若干長ない、、?」と思ってしまいましたが、今回はコンサートではなく、“ファンミーティング”という位置付けだったんですね。
曲数も少なく、トークが長めな理由はそこにあったんですね。

それでも、トークで盛り上げる実力はさすがの一言。
偉そうに分析するならば、このグループはしっかり役割分担が出来ていて、ノリを間違える人が存在しません。

正門くんの回しもスキがあって可愛いし、年長者である末澤くんとリチャードがいじられ、こじけんがタイミングを見てボケる。

すごくいいバランスなのですが、全てを上手く円滑に回しているのが最年少の佐野くんの存在です。
イジる事も出来るし、前に出てボケることもできる。
さらにこの日思ったのは、ノリを生み出す力がすごいなということ。

「生まれ変わりたくないのは?」というアンケートの最下位の発表前、最下位が確定していたリチャードがふてくされてステージを降りることに。そこで佐野くんが機転を利かせます。「みんなでリチャード!と名前を呼んで、どうやって出てくるか」という無茶ぶりをしかけ会場を盛り上げるのです。
そこから無茶ぶりに答えたリチャードもすごかった。スベリ笑いではなくしっかりウケていました。

「ここは大体こう来るだろう」という予定調和をいい意味で裏切り、笑いを作れるアイドルは、旧ジャニーズからの長い歴史から見ても、あまり多くはいないと思います。

佐野くんを始めとした、メンバーのお笑いリテラシーの高さを目の当たりにし、改めてデビュー後のバラエティでの活躍を信じることが出来るシーンでした。


そこから、歌って欲しい曲アンケートの上位曲を次々に披露。
バラード、王道アイドルソング、ダンスナンバーとあらゆるジャンルの曲を披露した後、圧巻だったのはバンド演奏。

彼らAぇ!groupの信条として”バンド”があるのですが、これは同じ関西の先輩グループSUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)からの系譜。
兄さんの魂を受け継ぎ、「Oh Yeah!」「君からのYELL」を演奏しましたが、ここで驚いたのが編成の変更です。
福本くん脱退により空いてしまったベースを、以前サックスを担当していたリチャードが担当していたのです。

普通のロックバンドならば、メンバーの脱退があると、同じポジションに新メンバーを入れるのですが、そうもいかないのがアイドル。既存のメンバーでやりくりするしかないのです。

しかも、激しいダンスの直後に、激しいプレイのバンド演奏。それを滞りなくやり遂げる姿に、リチャードしかり、他のメンバーからもすさまじいプロフェッショナルを感じました。

ダンス、歌、バンド、そしてトーク力。
Aぇ!groupというグループは、アイドルとして求められている(求められすぎている)スキルを、全て高水準で見せつけることの出来る、唯一無二の存在だと言えると思います。


終盤、まさかのデビュー曲「《A》BEGINNING」の初披露があるなど(歌詞に「∞」が入っているのがエモかった)、2日目に来場したファンにも喜んでもらうためのサプライズが用意されていて、大満足のライブ運びでしたが、僕が個人的に印象に残ったシーンは、リーダー・小島健の挨拶です。

彼が思わず口走ってしまった「関西ジャニーズJr.」という言葉に、会場やメンバーは慌てた反応をしたのですが(佐野くんが「配信なくてよかった~!」と笑いにするなど空気はめっちゃ良かった)、僕はすごく好感が持てたのです。

いや、そんなすぐ切り替えられませんて。
それに、彼らが関西ジャニーズJr.として歩んできたキャリアは、変えることの出来ない、揺るがない事実です。
その言葉があまりにも自然に出てしまった姿を見て、彼は本当に「ジャニーズ」として成長し、そのことに対する感謝が溢れているんだろうなと、胸が熱くなりました。
絶対にデビューしてからも応援できるなと思いました。


会場も特に豪華な演出は無く、そこに関しても好感が持てました。
チケット代も安いことから、公演を通じて、「今僕らが出来る精一杯をやって、ファンのみんなに喜んでもらおう」という気持ちがビシビシ伝わってきたのです。


2020年、コロナ禍になり、「RIDE ON TIME」というドキュメンタリー番組を観てから関西ジュニアにハマった僕。
それ以降の4年間ほどではありますが、熱狂的なファンに比べたら足元にも及ばないものの、YouTubeやテレビ番組、時にはコンサートに行ったり配信も買うなど、その時々で成長を見守ってきました。

事務所の問題や、メンバーの脱退など、あらゆる困難を乗り越え何とかデビューまでこぎつけた苦労人たち。
喜びがひとしおなのは本人たちが一番ですが、彼らを見守り続けてきたファンもめちゃくちゃ嬉しいですね。

本当に時間がかかったAぇ!group。
末澤くんに関しては、5月15日のデビュー時点での年齢が29歳5ヶ月(芸歴は15年)と、ジャニーズ史上最年長を記録する遅咲きっぷりです。

ただ、遅咲きが即戦力であることは、Snow Manなど最近のグループも証明しています。
これからのアイドル界、バラエティ界を思う存分暴れて欲しいですね。
全国ツアーも楽しみです!


それでは、また!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?