マガジンのカバー画像

楽しく安全に海あそび!!

15
海遊び、水遊びにかかわる安全について、屋久島のダイビングインストラクターが気付いたこと伝えたい事いろいろ。
運営しているクリエイター

#学校安全

安全と安心は別物だからね・・・。ちゃんと考えないと。

安全と安心は、考えなしにごっちゃにすると、その行動や判断に支障が出る(混乱する)可能性があるんです。 一般的にイメージされ、使われている言葉としての安全と安心については、間接的に、しかも強く影響しあうようなものなのですが、話をわかりやすくするために少々強引に割り切って書いておきます。 〇安全は安心の判断材料であるが、安心は安全の材料ではない。 〇安心は主観で、安全は客観である。 〇安心は心理現象で、安全は具体的資材や行動基準によって形成される。 〇人間の行動は、安全よりも

「飛込み」についてのスポーツ庁長官発言に思うこと。

いったい何年前のネタだよ・・・。 と、いまさら感満載ではありますが(笑) 小学校での水泳授業や海水浴場のライフガードや、なにより本業の海のお遊びやさんであるところの屋久島マリンサービスYMSの中の人として、この思いは以前より全く変わらないどころかいよいよ思いを強くするばかり。なので以前のブログよりちょこっと書き直して再度投稿でございます。 学校のプールでの飛び込みについて、「1メートルのプールでも飛び込みの練習はできる」「なんでもかんでも危険だからと全面禁止し、もやしっ子

そとあそびの前に、自分の安全基準を見なおそう。

もちろん「絶対安全」で「事故ゼロ」が理想なのは間違いありません。 とはいうものの、完璧ということはありえません。なにしろ遊びに出ること自体がリスクのある環境へ飛び込むことなわけですから、万全の準備をしていても起こるときは起こるのが事故。 まあ、基本的には「あそび」ですから、無傷で帰ってくるのが当然といえば当然ですが、そこは冒険になったりアウトドアスポーツになる「そとあそび」。 たとえば、競技性スポーツでは、多少の怪我(あと故障ともいいますね)は許容されている節、あるいは