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料理教室をして改めて感じたレストランの価値

先日、この人のパスタ美味しいな〜って思う一緒の会社にいた後輩がいたので、店に招いて料理教室をしてもらいました。

レストランの価値を再認識することもできたので、記録しておきたいと思います。

昨今、時短料理とか、コロナ禍におけるオンラインの加速だったり、動画コンテンツなどによる情報だったりと便利がすすんでますが。

3品で今回は1時間半かけて、しっかり教えてもらいました。

動画だったら10分でも長いと感じるところですが、その場にいてると匂いや質問だったり、シズル感も感じながら、身体に染みるように内容が入ってきます。インプットも落とし込むのに、やっぱり時間は必要なのかも。

さて、本題

1、単純に時間かかったものは美味しい。

肉をソテーした後に、しっかりと焼き色とつけ、その後、水分を飛ばす時間。

すぐに次の行程に進めたくなる世の中になってしまいましたが、レストランだと、色々同時進行で進めるので、必要な時間を飛ばすことなくしっかりと作り込むことができます。

2、このシズル感と一緒に伝わってきた伝統

ふた昔前は見て覚えろと、落語の教え方に近い(落語も基本 音で伝承する)ような世界でしたが、海外にいかずとも海外情報が入ったり、レシピはもう溢れてます。

しかし、料理人は先輩や師匠から、レシピ以外の大切なもの(フランスではエスプリ)と言いますが、その魂、精神も一緒に伝えられます。食材に対する恩恵の念や、道具の扱い、人との関わりも含めて、これを蔑ろにすると、ダメな料理人になってしまいます。

初めは怒られて成長することも、そのうちにその大切さに気づき、次の世代へのバトンを受け渡していくのです。


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