就労継続支援B型事業所の工賃事情

おはようございます!
飲食店を経営しながら、福祉活動を行なってます。

今日は、福祉活動をするときになんとか改善しないと、と思った事について書きたいと思います。

給料と工賃の違い

基本的にはどちらも働いた事に対しての対価として支払われるお金の事ですが、給料とは、雇用契約を結び事業者は雇用されたものに対し都道府県の最低賃金以上の給料を支払う責任があるのが、給料です。
一般就労や、就労継続支援A型(以下 A型)はこの雇用契約を結びます。

一方工賃は、雇用契約は必要としません。一般就労やA型への就労が困難とされた場合は就労継続支援B型(以下 B型)への通所が出来ます。ここで支払われるのが工賃で、生産活動から諸経費を引いた額から算出されます。

月3000円から

この工賃の設定ですが、全国平均で約15,000〜16,000円程度、ただし中には生産活動の収入は少なく、月3000円(時給にすると30円)のところもあります。

1日 5時間 ✖️ 週 5日 ✖️ 4週 で100時間なので、3000円です。

工賃をあげよう

この話を聞いて、自分の息子たちのためにも工賃を上げる仕組みや、工賃が高い事業所を作るべく、今の活動をしています。

全国平均は15,000〜16,000円

私が関わっている事業所も初めは4000円程度の事業所でしたが、関わって1年半ほどで、平均程度にはなりました。
中には、能力もあり仕事のレベルの高い方もいらっしゃるので、その方は30,000円以上の工賃となります。
逆に、週3回程度の通所で午後からの方もいるので、時間が短ければ当然少なくはなります。
ここの判断は難しいところではあるのですが、利用者さんの希望もあるので、目標としては通所時間を伸ばすと言う目標を持ちつつ通所時間を延ばせるように支援を行います。

生活のために必要な資金

グループホームの利用などをしながら1人で生活をするには約7ー8万円ほど必要と言われています。
収入の面は障害基礎年金と、先述した工賃を合わせるとなんとかその額に達しますが、なかなか自分の趣味や好きな事、物に充てるのは難しいです。

生活を豊かにする

さらに工賃向上を目指し無理のない程度で働きつつ、好きな物を買っって充実した生活をしてもらう目的があるのですが、それには働く量を単純に増やすと言うより、仕組みを作る事が大切です。

例えば、注文がたくさんあるけど単価が低い内職系の仕事であれば、手作業と機械を組み合わせ、一気に生産する個数を上げるなどが考えられます。
また、様々な分野のプロが関わる事も事業所のサービス向上につながるので、多くの人が関わる事業所がいいと個人的には思います。
農家さんと福祉もとても相性がいいですね。

今後も、様々な仕事の福祉事業所ができるように日々活動と発信を続けていきます。

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