三日坊主娘がナゼ、日本トップレベルになれたのか③
第三章 初戦
選考会
さぁいざ!試合に出よう!となっても
陸上競技は【記録】で全て決まる競技なので
基本的に中学生の大会となれば
【参加標準記録を突破】をしていれば出場できる、
というシステムになっています。
しかし中学1年生だと大会にすら出たことがないので
地区大会などの小規模の大会では無条件で
出れるわけなのですが、そんなことをすれば100㍍
の試合だけで日が暮れます。
なので、各校2名ずつ、という枠があり
とりあえず一旦自分が出たい種目を監督に伝えて、
複数いる場合は、校内にて選考会が行われるのが
うちのシステムでした。(大体そうじゃないのかな)
私はその時、100㍍に出たかったのですが
なんと3名が立候補。
そのうち1人はめちゃくちゃ足が早くて無条件で決定。
理不尽な世界や。と思いながら
残りの1枠を私ともう一人でバトルしました。
なんと、その子は入部当初から投擲選手希望の子。
いやいや、ほんなら投擲種目でなはれや。
って全力で突っ込んだのですが
1年生には投擲種目の枠がなかったので
消去法で100㍍にしたと。
おいおい、私は100㍍1本で絞ったのに
消去法のやつに、この座は譲れん!
そう意気込んで選考会が始まりました。
結果
呆気なく敗北。そう、あんな意気込んでいた私が。
投擲希望の子に負けました。
と、凹んでいたら監督のミスで3枠あったことに
選考会の次の日に判明。
いや、もっと早よ気付いて〜あの戦いはなんやったんや。
と思いながら、無事に出場権を獲得したおみと。
この日から大会に向けて
雨の日も、風の日も練習に取り組むのでした。
○大会当日
1年生は初めての大会だったので、その日は
3年生の先輩が競技場まで
連れて行ってくださる、とのことで
近くの公園に集合して全員で
会場に行く予定でした。
友達と先に合致をして、そこから集合場所へ
向かうと、、あれ?誰もいない。
もうとっくに時間過ぎてるのになぁ、、。
おや?おやおや!?!?
1時間間違えているではないか!!!
こりゃまずい。当時携帯電話は持っていない時代だったので
連絡手段もない、行き方も曖昧。
2人で迷いながら走って会場へ向かいました。
勿論、着いた瞬間憧れのキャプテンに
頭ごなしに怒られました。
なんで2人もおんのに、2人共間違えんねん!
いや、ごもっとも過ぎて何も言い返せれない。
その日は1日落ち込んでいて
初めての大会なのに、念願の100㍍なのに
どうやったかも、覚えていません。
緊張すらせずに、落ち込んで走っていました。
人間完璧ではないので、誰だってミスはします。
でも、そのミスを2度も、3度もすると
相手から信頼、という文字が消えます。
信頼が無くなると、周りの人間も離れていきます。
完璧に全てこなす事はしなくていい。
ただ、次同じ過ちをしなければ良い!
人生って失敗の繰り返しだけど、
その失敗があるから成功もあるんです。
今何かクヨクヨしてることありませんか?
そのクヨクヨ、どうせ2年後、3年後には
あんなこともあったなーハッハー!
って笑話に出来ることに、どうせなります。
なら、2.3年後より、今そうした方が楽です!
マイナスばかり振り返らずに
プラスに考えられる自分を好きになってくださいね。
次回!第四章:新たな道へ
お楽しみにー!
またね!
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