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死ぬまでにゴスロリのお洋服を身に纏って、堂々と闊歩したい。

やまもとです。今日はお洋服にまつわるお話をしたいと思います。

私は、お洋服は目立たなくて周りからうかない極めて普通。誰が見ても普通だなあと思うようなとおわれるように地味な格好しかしたくないし、兎にも角にも浮きたくない一心でお洋服を選んでいました。だから、色も黒白紺グレーという地味地味カラーしか着れませんでした。というか着たくなかったです、派手な色なんて死んでも着たくい様なにんげんでした。ここ最近までは。

すきなものを着ること

突然ですが、皆さんは下妻物語という小説をご存知でしょうか。映画化もされている作品です。著者は嶽本野ばらさんです。ロリータちゃんとヤンキーちゃんの不思議な友情を描いた作品となっています。私はこの下妻物語を読んで、とても感銘を受けました。人は好きなものを着るだけでこんなにもいきいきときらきらと生きていけるんだって、そんなふうに思わせてくれました。それから、嶽本野ばら作品をいくつか読みました。この作家の作品の大きな特徴は登場人物のお洋服へのこだわりでした。「世界の終わりという名の雑貨店」のヒロインはVivienne Westwood、「ミシン」のミシンはMILK、「下妻物語」の桃子はBABY, THE STARS SHINE BRIGHT、というようにみなお洋服へのこだわりが凄いのです。そしてそれらのお洋服を身に纏う彼女たちは皆とても堂々としていてきらきらしているんです。私もそんな彼女たちの姿を小説で読んだときに、自分の好きなものを着尽くしてから死にたいと思うようになりました。
私は特別端正な顔立ちな訳でも、スタイルがいい訳でもありません。それでも、ロリータ、ゴスロリ、パンク、量産、地雷、サブカル、王子服など、自分の好きなお洋服を着てから死にたいんです。
自分の好きなお洋服を買える日が来ること、そしてそれを堂々と着ることのできる私になれるようになりたいと願います。
それでは。

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