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 こういうこともあります。

 半年近く音楽ができず悩みに悩み続けた末に10時間くらいで書いた。せんちゃのキーのことに頭を回す余裕がなく、ギターが一番しんどそうな音(しんどそうな音?)で鳴るように作ったデモにそのまま歌を乗せたら成り行きで僕が歌うことになったので前から欲しかったマイクを買ってもらい、締め切り前々日くらいに押し入れで録った。余計な気持ちをいくつか引き連れてくるので正直まだあまり自分で聴きたくない。

 が、ミックスが非常にかっこいい。ご縁あってFREEDOM STUDIO INFINITYのエンジニアさんにお願いしました。プロのお仕事が圧倒的すぎて全部の太鼓をサンプルに置換されたのかと思った。スタジオでの立ち会いTDも良い経験でした。無理を言ってステムまで頂いてしまったので勉強中です。

 実に半年ぶりの、それも12月に初のライブを、しかもワンマンライブを控えたバンドのリリースがこれであることから弊バンドはマーケティング的なやつを一から十まで舐めていることが詳らかになってしまいましたので、遠巻きからわれわれに唾をつけようと考えている音楽関係者の皆様はいま一度考え直すことをお勧めします。

 遺書であり、生存報告であり、決意表明のようなものだと思ってもらえれば大丈夫です。思わなくても大丈夫です。


 あと、チケット落選した皆さんの悲鳴、ちゃんと聞こえてますからね。


 質問箱。

 両方なに?ニーナとアレキサンダーみたいなこと?
 追記:調べました。彼女系犬(依然としてなに?)の方が好きです。消去法です。
 

 レスペね。いまだに持っていないの僕自身も謎だと思っています。P90の音にもずっと憧れているのですが、今の今までフェンダー系のギターしか所有した事がないせいかとにかくレスポールを弾くのが苦手なのです。ブリッジミュートするときは手にネジが突き刺さっていればいるほど良いからな。
 実は米国本社の楽器や音楽に対するあらゆる姿勢が生理的に受け入れられずしばらくロゴを見るのも嫌だった時期があったのですが、最近は変なニュースを聞かなくなりましたね。

 『流星群』も本当に良い曲ですが、もっと露骨に死生観の話をしていたころのBUMPの奥底にある微かな血生臭さが僕は好きです。
 「喪失」を終着地点に据えたものごとの美しさを僕は藤くんの音楽から学びました。一番大切な音楽アルバムを訊かれたとき脇目も振らずに答えている『Orbital Period』にはそれが最も色濃く顕れているように思います。『かさぶたぶたぶ』が分かりやすくこのテーマに沿っているし、それこそ舐め続けるとついに溶けて無くなってしまう飴玉もそうですね。話し続けると普通に出版できるほどの文量になってしまうため切り上げますが、とかく極論が好きなおたくなため、これをひとの人生にまで拡張して当てはめたうえで説明を大幅に省略し、「BUMPって”命”なんスよね……」など支離滅裂な譫言を方々で撒き散らす生活をいとなんでおります。

 現時点では僕の一存で言える事なし!ご賢察を。

質問ここへ

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