3/16 - 怪文書を送るな

 充電1%で送ろうとしたら途中で息絶えた人達?(そして僕の質問箱は充電1%の時に必死の思いで開くようなページか?)(まず充電1%の状況で行う事が質問箱への投稿でいいのか?)(乗り換える駅とか把握してる?)(Suicaの残額は?)(ここまでずっと憶測で話してるけど全然違ったら恥ずかしくない?)

 なぜか一定のスパンで怪文書が届く事があり、そしてその後に訂正があることも基本的に無いため「その心意気や良し!」と思っています。でも気になって眠れなくなるから補足してください。皆には内緒にするので。
 『斜に構えたペンじゃどうにも上手にインクが出ないな 夢とかそういうの書けたのにな』いい歌詞だと思います。

○砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない / 桜庭一樹
 僕の頭の中にある「青春」という言葉から漂う血液の匂いはきっとここで付着したのだと思います。創作を始めてからずっとどこかでこの物語の話をしているような気さえする。文章量の少なさも手伝って今まで最も読み返した回数の多い小説です。

○宇宙消失 / グレッグ・イーガン
 ハードめのSF。人類は「モッド」と呼ばれる処置を脳に施す事でその機能を強化しています。話の大きな筋はいくつかある中で「アンサンブル」と呼ばれる強力なモッドをめぐる物語が展開されるのですが、SFというカテゴライズの範疇においてここまで無茶苦茶やっていいんだ、と打ちのめされました。読み終えた日の夜、”量子力学”で検索してヒットしたあらゆるページを朝まで読み耽った事を覚えています。

 あとは個人的に好きなだけの作品の一部を今思いついた順にいくつか挙げます。

○ディアスポラ / グレッグ・イーガン
○アンドロイドは電気羊の夢を見るか? / フィリップ・K・ディック
○銀河ヒッチハイク・ガイド / ダグラス・アダムス
○幼年期の終り / アーサー・C・クラーク
○ウォールフラワー / スティーブン・チョボスキー
○はつ恋 / ツルゲーネフ
○世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド / 村上春樹
○リリィ・シュシュのすべて / 岩井俊二
○銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治
○グスコーブドリの伝記 / 宮沢賢治
○斜陽 / 太宰治
○姥捨 / 太宰治
○キチガイ地獄 / 夢野久作
○古典部シリーズ諸作 / 米澤穂信

 海外のSFが好きです。最近は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『三体』が気になります。ジャンル問わず皆のおすすめも随時求む。

 マイブラみたいな純シューゲイザーも好きですが、「それでも世界が続くなら」や「17歳とベルリンの壁」のようなファズサウンドの落とし込み方をしている音楽がもっと好きで、僕も研究の真っ最中です。まだあの頃の残響レコードの事をずっと考えています。急にドリームポップしかやらなくなっても嫌いにならないでね。

 『水色の〜』は全トラックが宅録で完結してしまっているので、いつか何かの機会に再録したいと思っています。いや、これに限らず今までの作品全部やりたいかもしれん。聴き返すとどうしても未熟なところや詰め切れなかった余白のことばかり考えてしまうので、それらすべてがまだ見ぬ完成へ向けた道のりの途中であったかのように、過去に遡って肯定してあげられたらなといつも考えています。ドラえもん映画のように過去のアルバムをひたすら再録し続ける意味の分からないバンドになりたい。

 質問箱の回答だけでなんか日記が成立しているのでありがたい限りです。引き続きよろしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?