1月1日のハナシ


1月1日は毎年恒例、この1年どんな1年だったかバナシを姉とする。

2021年は激動の年で、私なりに挑戦し続けた年だった。子どもの頃から、"強くて優しい素敵な人になりたい"と思っていたが、自分の中で概ね達成されてきている気がしていた。なら次はどんな素敵な人になろうか?と2022年の目標として考えてみたところ、何故だかぽっかり穴が空いてしまったように、何も思い浮かばなかった。

どんな人間になりたいのか、わからないことってあるんだなあとその時は軽く思った。

24歳にもなった今、自分の気持ちを言葉にすることも以前よりできるようになって姉と父にその話をしてみた。目標は〜部屋を掃除することと〜貯金することと〜今よりより良い人間になることかな!と話したところ、今よりより良い人間ってどんな人間?という返答が来た。
ただ、答えられなかった。わからない…としか言えない自分がいた。

そこから本気でどんな自分になりたいか考えるタイムが始まり、目標にしている人がいるとか、良い人間の条件は何かとか、考えた。
でも漠然として今よりより良い人間になりたい!という思い以外なく、ぐるぐる彷徨った。もはや泣けてきた。今より良い人間になりたいということは、改善点があるということで、仕事でどうすることもできないことで悩んでいることも、貯金全然できてないや〜!ということも、自分が食欲と物欲に負けてしまう弱い人間だということも、全部話して泣けきた。
どんなふうに生きていけばいいのかわからないなんて、道端に放り出されたウサギぐらいかわいそうだ。


結局、より良い人間になろうとするとかではなく、3年で100万貯めるということで、話は終わった。性格とかは今のままでいいんじゃない。と父に軽く言われて終了した。

自分の気持ちを素直に言い出せない性格で、家族にも気兼ねなく打ち明けることができるようになったのはここ数年のこと。実家に帰りたいなと思えるようになったのも、ここ数年のこと。
本当の胸の内を話せたのは今日が初めてだった。
家族が大事だという気持ちが持てた2022年の幕開け、最高なので記しておきます。

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