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[11本目]半沢直樹の最終回

半沢直樹の最終回が今晩放送される。先週があんな感じで終わったけど、果たしてどんな結末を迎えるのだろう。

前回の放送がどんな感じだったのか覚えてないけど、今回の半沢直樹を観てて思ったのは、毎話悪い奴を倒していく勧善懲悪的な現代版時代劇だなぁと。そのせいで話自体が忙しい展開になっちゃってる。もう少し細かく描いて欲しい物足りなさはあるけど、いま求められているドラマは結論がスパッと出る物なんだろうなと。そういうことを把握した上での展開だったんだろうなぁ。逆に細かい点が気になるから原作を読みたくなったよ。

キャスティングも凄いんだけど、いわゆる悪側のキャストがいい。前半は古田新太で、後半は柄本明という、下北沢演劇シーンのラスボスを倒す感じがなんというか面白い。歌舞伎役者と共に舞台俳優さんもたくさん出てたけど、この半沢直樹というドラマのことを考えると大げさすぎる演技の連発だから、こんなキャスティングになったんだろうなぁ。

視聴率もまあなんか凄いみたいなんだけど、その仕掛けとして最近は当たり前になっていた直前再放送やオンデマンド配信を一切してなかったんですよね。見逃してしまった視聴者をつなぎ止める点で視聴率維持には必要な再放送や配信ですが、視聴率を高止まりさせる自信があった。リアルタイムで放送をなるべく観させる、そんな戦略が数字として結果に繋がっているんだろうなと思います。ちなみに9話放送直後からオンデマンド配信で全話見ることができるようになったことで、最終回の視聴率をさらに高める戦略をとっている。最終話の視聴率がどのくらいになるのか、とても興味深いです。

で、最終回です。まあ、あれだけ大見得切ってるわけだから、最終的な結末は誰もが予想できると思いますが、問題はどうやってそこに至るのかです。が、なんというか伏線がめっちゃわかりやすいんですよね。江口のりこと児嶋一哉、この2人が最終話で何かをやらかすことはまちがいないでしょう。江口さんは一度倒されたはずなのに出続けているし、予告編での切れっぷりを見る限り反旗を翻すのではと。一方、児嶋さんはまあ色々怪しすぎるわけですが、前回の伊勢志摩市店でのファイルを写真撮ってたこととか、まあこちらも何かをやらかすだろうと。

個人的には、前半の東京セントラル証券編で今田美桜さんと吉沢亮さんの関係にちらっと触れていたのに、一切回収されていないのが気になってしょうがないわけですが、もしかして最終回で回収されたりして。まあ、さすがに展開的に絡ませるのは難しいと思うけど、、、。

しかしねー、本当に柄本さんが演じてる大物政治家はクソだよなぁ。ただ、こんな話、いまの政界にはゴロゴロしていそうな気もして、それもまた怖いなぁと。いや、絶対にやってるヤツいるよ、どう考えてもいるよ。まさに墓場まで持っていく話、みんな捕まってくれねぇかなぁ。

というわけで、本日21時に半沢直樹最終回です。これで普通に離島のちっさい支店に異動とかだったら最高にずっこけるな。最近下北沢で全く見かけなかった柄本さんだけど、これで再び街で見かけることでしょう、恐ろしい。

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