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[15本目]きゅうり一本買ってきて

家庭内Slackに配偶者からメッセージが来た、

きゅうり一本買ってきてー

何のことはない、きゅうりを一本買って帰ればいいだけの話だ。

いやちがう、これは敵の罠かもしれない。敵がSlackをハックして、罠を仕掛けたのかもしれない。いや、しかし、きゅうりは買っておくべきだろう。帰宅経路にあるスーパーに立ち寄りきゅうりを探す、一本では売ってない、三本198円と安くねぇ。いや、安くないけど他のお店を探し回るほど高いわけじゃない。一見全く無関係の、「匠が創った本物へのこだわり」という大げさな触れ込みの『黒舞茸「真」』も買ってしまったが、これも敵を想定してのことであり万全だ。

緊張感があふれるなか帰宅、すぐに配偶者に問う、きゅうりは何本なのか。罠じゃないよな?

は?一本だよ

本当に一本か、あのメッセージはなんの危険性もないメッセージだったのか。いや、何らかの罠があるのかもしれない、、、あるわけない。きゅうりは普通にスライスされ、ポテトサラダに投入されることになる。間違っても「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」なんて言ったことはない、てか自分で創ったことあるから分かるけど、面倒くさいよねポテトサラダ作るのって。

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罠じゃないしハックもされてない、結論はポテトサラダ用のきゅうりを一本買ってきてくれということだけだった。そして、残る二本のうち一本はきゅうりだけを食べたいという子供に食べられてしまった。

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さらに、手元には黒舞茸が残った。というかですよ、これ普通の舞茸と何も変わらないじゃん、、、黒って言うほど黒くないじゃん。この舞茸が罠だったのか、おのれ大平きのこ研究所めぇええええ(濡れ衣)。

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