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[13本目]「秋味」かなり昔から、飲み続けているビール

毎年、秋になると飲んでいるビールがある。ヘッダーの写真だけで分かる人はお見事としかいいようがないわけですが、キリンの「秋味」というビールです。いつから飲み始めたのか分からないけど、【since 1991】って書かれている位なので、お酒を飲める歳にはもう存在していたビールです。

毎年秋になると店頭に並ぶビールの先駆けなんじゃないかな。そういえば、冬にも同じような季節ビールがあった気がする、、、そうだ、「冬物語」だ。こちらはサッポロビールなんだけど、いやいやまてまて、「冬物語」の方が圧倒的に歴史があるじゃん。登場したのは1988年だとか、まあ、全然お酒とか飲んでない時期だから知らなくて当然なんだけど。

「冬物語」は、なんとなくお鍋やおでんなど冬まっただ中にアツアツの食べ物と共に飲むビールのイメージなんだけど、「秋味」はビール自体を楽しむ、そんなイメージが自分の中にはあります。麦芽の使用率が通常のキリンビールより約1.3倍で、ビールの旨味がしっかりと感じられる、そんな感覚で毎年秋を楽しみにしています。

最近だとクラフトビールもかなり定着してきて、軽やかな香りのビール、味わい豊かなビール、アルコール度数の高さと共に深みがありすぎてクラクラしちゃう美味しさを持ったビールなどなど、個性豊かなビールを飲むことができるようになりました。下北沢にもそんな煌めきを持ったビールを出すお店が多く、ビールというジャンルのアルコール飲料の可能性を再認識させてくれました。

が、いや、しかーし、スーパーやコンビニで手軽に買える、それであって晩夏から初秋限定のビールとして「秋味」はある意味孤高の存在だと言えるでしょう。

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なんだかよくわからないけど、秋は夜に外出したくなります。くっきりハッキリした月が空に浮かぶ、薄着だとちょっと寒さを感じるあの空気が好きで、意味もなく外出してしまいます。

今日もまさにそんな気分になって、晩ご飯の後に外に出ることに。こういうときは1人でちょろっと出かけたいのに、何かを察したのか子供が付いてくるわけですよ。ああ、本当は1人で何も考えずにぼおっとしたいんだけどなぁ、、、。

で、最寄りのスーパーに入ると、棚に1本だけ残った「秋味」があるわけです。買うよね、買いますよ。500mlのロング缶を躊躇せず買い物かごに投入です。2020年、あの店最後の「秋味」は俺が買いました。

秋の夜長、最高に秋を感じられる「秋味」を飲みながら過ごす時間は、やっぱり贅沢だ。今朝、秋はイベントのイメージがあるとか書いてたけど、そのイベントにはいつもこのビールがあった気がする。いや、もう、信じられ菜くらいこのビールを飲んでるんじゃないか? 今年も、軽く30本くらいは飲んでるぞ。

秋の始まりは、秋の終わり。四季で唯一、始まりを終わりを同時に感じることができる。結局の所、すぐに終わってしまうであろう2020年の秋を、しっかりと楽しみたいと思います。

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