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[37本目]ぽわんのライブを9ヶ月ぶりに観た

2020年11月17日、下北沢Shelterでぽわんのライブを9ヶ月ぶりに観た。ずっと前から楽しみにしていたのにチケットを取り忘れていて、当日の朝になって急いで買うという抜けっぷり。チケット買ったら59番で、限定60人だったから本当にギリギリだった、買えてよかったよ。

うちの会社は9月が決算月で、毎年11月は関連事務作業で大わらわになる。毎年早くやろう早くやろうと考えつつもギリギリまで手を付けることができず、今年も大幅に遅れてしまった。なんとか夕方にデータ入力が終わる。が、12月5日のイベントのインタビューを翌日までにアップしなければならず、ギリギリまで作業に追われる。というか、スタート時間には全然間に合わず、キリがいいところまで作業を進めたら金田君の出番がはじまってしまっていた。

金田君、いや金田康平は下北沢の至宝「THEラブ人間」のボーカルだ。下北沢カレーフェスティバルでは毎年イベントに関わってもらっていたし、彼らが手がける「下北沢にて」は毎年取材をさせてもらっている。下北沢の街にとってかけがえのない存在と言って間違いない。そんな彼の歌は、心や体の深くまで染み渡る。俺は彼の歌、いや、彼が歌う姿を愛している。ぽわんのモエちゃんとはどういうつながりがあるのかハッキリは知らないけど、彼は「モエちゃんはダチだよ」と言っていたことを覚えている。今回モエちゃんが「真っ直ぐな歌を歌う人とツーマンがしたい」と言い金田君を指名したわけだけど、この日も愚直なまでに真っ直ぐな歌を聴かせてくれた。

そういえば、ぽわんに出会ったのは2014年の「下北沢にて’14」だ。そういう意味では、俺がぽわんとモエちゃんに出会えたのは、金田君がきっかけだったんだな(まあ、金田君がブッキングしたわけじゃないんだろうけど)。そんなエモいことを考えていると、いつものSE(反町隆史「POISON」)が流れモエちゃんが登場した。いつものサポートメンバーじゃないから雰囲気は全然違うけど、モエちゃんが歌い始めればそれは「ぽわん」そのものだった。序盤でやった「マイナーガール」「サイダーの泡、恋模様」この2曲は本当にヤバくて、まさにプロフィールに書かれているとおり【泣きながらライブを最前列で見て】いた。

あっという間の、40分+アンコール。仕事の進み具合的には、ライブなんて観てる場合じゃなかったけど、本当に観に来てよかった。本当はその場で本人に声をかけたかったけど、仕事の続きをしなければならない。Shelterを出ると完全に放心状態だったけど、一つだけ確信したことがあった。

一度解散した「ぽわん」だけど、モエちゃんの手によって復活し、かつてほどのペースではないけどライブを続けている。アレのせいでモエちゃんにもいろいろあっただろうけど、こうやって9ヶ月ぶりにライブをしてくれて思ったのは、『ぽわんはしなない』ということだ。モエちゃんがステージに立つ限り、ぽわんは永遠に続く。

このnoteでも書いている「BOaT」と「ぽわん」は完全にレジェンドとして並んだ。それが、2020年11月17日という日だったことを、私は忘れないだろう。

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