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題... 役割を放棄した日本銀行
◆ 日本銀行は適切な金利政策などで“物価を安定させる”のが役割のはずですが …
~~< 以下 引用 >~~ ■ 日本人の64%が物価上昇に対する政府の反応に不満を持っている:世論調査 ⇒ https://bit.ly/3NR3vWa ■
共同通信の調査によると、岸田文雄首相の物価上昇への対応が不十分だと考える日本人の割合は64.1%、満足のいくものは28.1%だった。
黒田東彦日銀総裁は、円安とウクライナ戦争のなかで石油などの輸入品の価格が上昇していることから、先週、消費者は値上げに対してより「寛容」になっていると述べた。議員や消費者からの批判を受けて、発言を撤回し、謝罪を余儀なくされた。
世論調査では、77.3%が彼の発言が不適切だと感じたと述べた。黒田氏を中央銀行総裁として不適格と考える人は58.5%に達した。
◆ 黒田日銀総裁は、相変わらず、“異次元の金融緩和”云々とわけのわからないことを言っている。
私は、当初より、黒田氏は日銀総裁に適任ではない主張してきました。
そもそも、異次元の金融緩和というのも、“アベノミクス”の三種の神器(3本の矢?)のひとつとして苦肉の策として考え出された裏技的な政策手法でした。
アベノミクスの3つの政策課題で最も大切なのは“成長戦略”のはずでしたが、これについては、現実には、何も実現できませんでした。[ #アベノミクスの3つの政策課題 ]
実現したのは、“異次元の金融緩和政策”と“借金に依存した財政政策”。実は、これは、やろうと思えば簡単にできる。単なる手続きだけの政策で、国民の納得も必要ない。
これは、政策関係者の異論を唱える人がいなければ、内輪だけで簡単に実現可能な政策なのです。
普通は、一方的に政府の言いなりになるこんなやり方は政策関係者は嫌います。そうなると、自分たちの存在意義がなくなってしまうから。でも、なぜか、それができた。[ #存在意義 ]
◆ 日銀は、本来、政府から独立して物価の安定などの政策課題を与えられている機関。
なので、日銀は、政府とは別の観点から反論を唱えるべき役割もあります。つまり、時の政府に迎合して政府と一体になってはいけない立場だと思います。
ところが、黒田日銀総裁になってからは、なぜか、政府と日銀は一体化してしまいました。私は、それは必ずしも正しいことだとは思いません。[ #政府と日銀が一体化 ]
なので、私は、そのことを、揶揄を込めて“未曽有の超三バカトリオ”と指摘しました。(→ 注1)
蛇足ですが、岸田首相も、自民党総裁選挙の時には、そんな“アベノミクス”を継承するなどと吹聴していました。
アメリカの中央銀行(FRB)はインフレなどに対して臨機応変な金利政策をとることができますが、日銀はその役割を放棄してしまった感があります。
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●(注1) アベノミクスがロクでもない政策だったということついては、2022.04.20のブログ『未曽有の超三バカトリオの経済失策のせい』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3y4wC3b ]
[ #コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房 ]
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