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そもそもSupershipの共創とは何か?

組織として働く上で、「ミッション、バリュー」の設定や理解はとても重要ですよね。10月以来のチーム運営の中でも、これらを設定することによって、少しずつメンバー同士で同じ方向を見ることができ始めた気がしています。

浸透という観点ですと、メルカリ社員が「Go Boldな仕事をしているか?」と、freeeの社員が「それってマジ価値なの?」とバリューを口にするような光景を各社内で見ることができると聞きました。

まだまだ自分のチームでは、そのようなことは起きていません。だからこそ、「ミッション、バリュー」が浸透しているチームがどんな振る舞いをするのか、成果を出すのかということにとても興味があります。

ということで、今回のnoteでは、「ミッション、バリュー」自体や、Supershipにとっての大切なキーワードである「共創」について改めて考えてみました。

以下、解釈に関すると部分は、すべからく私個人のもので、あることにご留意ください。

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1. 明確なビジョンと目標の設定でストーミングを超える

宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話」によると、チームには成長法則が以下のようにあるそうです。

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その中で、ストーミングからノーミングへの切り替えは「グループ」から「チーム」になるもので、鍵となるのは「明確なビジョンと目標」の設定とのことです。

2. ビジネスプロセスデザイン室のミッション

そのような法則は後から知ったのですが、私のチームのBPD室では、チーム発足後1、2ヶ月の時点で、メンバー全員でワークショップを行い、チームのミッションを言語化してみました。

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ここで、個人的に注目したかったのは、「従業員の共創を支援する」という言葉です。というのも、この言葉は、メンバーから出てきた言葉だったことに加えて、後ほど触れるSupershipホールディングスのビジョンとの整合性も取れているものだからです。

なお、このワークショップによって、自分たちのミッションが言語化され、少しチームの方向性がおぼろげながら、共有できたように感じています。まさに、前出のチームの成長法則の中で言えば、ストーミングからノーミングにジワリと染み出し始めたフェーズなのかもしれません。

3. Supershipホールディングスのビジョン

BPD室からさらにグループ全体に視座を上げてみます。すると、Supershipホールディングスのビジョンは以下の通りで、BPD室のミッションで使っている「共創」という言葉が出てきています。

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4. Supershipにとっての共創とは何か

では、このBPD室とSupershipホールディングスのキーワドになっている「共創」とは何か?人事に改めて確認してみました。

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共創について上記のような定義がなされています。「違う価値観と技術の掛け合わせ」と「新しい価値を生み出すこと」。それぞれ、Supershipにとってのそれは何なのか、イメージできるようにしておきたいところ。

特に「新しい価値」とは何かを考えていみます。

例えば、フィナンシャルな企業価値を示して、売上向上やコスト削減、はたまた資金調達コストの適正化やPERの向上ということも含まれるでしょう。

さらには、いわゆるEmployee experieceの質の向上(オペレーションの効率化、やりたい仕事への集中、関係性の質、給与の向上など)。

そして、イノベーションの創出やアライアンス・M&Aなどの外部提携を指すとも言えそうです。

5. Supershipの共創の解像度を上げる

Supershipの共創は「違う価値観や技術が掛け合わされることで、新しい価値を生み出すこと」を指しています。そしれ、それぞれには色々な意味や出来事が含まれていると考えられます。

ここで、この「共創」の解像度を上げていくために重要なのは、改めて、以下の視点が大切かなと思います。

[共創の解像度をあげる観点]
1. 今という時代の認識
2. Supershipの事業・戦略を理解
3. 各チームの役割から具体的なアプローチと実践

今という時代の認識

外部環境、労働市場やテクノロジーの流れを適切に理解し、その中で、目指すべき共創の姿を考えていく必要があります。

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例えば、今の時代、個人はエンパワーメント(自由・選択肢の広がり)されている中で、いかにエンゲージメントを高めて行くか。そして、オペレーションの構築としては、自動化のテクノロジーの活用や、事業発展のためにはいかに創造性を発揮しやすいか。これが、今、思い描いていく共創の姿のヒントになる気がします。

事業・戦略を理解する

事業や戦略によって、求めるべき共創の姿は明らかに異なります。新しい分野でのwinner takes allの世界なのか、成熟した市場でセキュリティが求められる規制産業での戦いなのかなどで、違うことが想像できます。

Supershipグループは、マーケティングテクノロジーとデータテクノロジー領域で事業を多岐にわたって展開しています。また事業を展開していく上での強みの一つがデータです。

このような事業体で、かつ、向き合っているクライアント、競合との競争環境に鑑みた時に、Supershipの共創の姿は明らかになるでしょうし、すでに日常の業務の中で発生しているもののはずです。

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共創を業務プロセスやシステムの整備から支える

このような中、それぞれのチームが担当している領域から、共創を実践し、共創を支える取り組みをしていく。その積み重ねの中で「共創」の姿が具体化され、洗練されていくように思います。

なお、私の担当領域は「業務プロセスやシステム」であり、この領域から、Supershipとしての共創の場面が生み出される環境づくり、自分自身たちも共創を実践しながら目指しています。

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6. さいごに

改めて、ミッション、バリューやSupershipにとって大切なキーワードである「共創」を考えてみました。

すでに、グループの中で目指すべき共創は毎日起きています。

そして、このような環境の中で、さらに、日々の業務を「Supershipの共創とは何か?」という問いを持ちながら、遂行し、各メンバーがミッションや「Supershipの共創」という言葉を日常的に使う日がきたらいいなと考えています。

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[Profile]
宮澤佑輔 | Supershipグループ 経営戦略本部 ビジネスプロセスデザイン室室長・事業管理部部長 | ファイナンス・ビジネスプロセス・組織開発 | PwC(監査)・KPMG FAS(M&A/Strategy)・サイバーエージェント子会社(暗号資産/ブロックチェーン)を経て現職 | 公認会計士 ヨガ講師資格保有

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