見出し画像

子育て世代、コーチと経営者にオススメしたい本 | 『だから声かけ、話し合う(西村琢さん)』

中学の同級生である西村琢さんが書いた本が届きました。

体験ギフトのソウエクスペリエンスの創業者・経営者である彼が、小学生のお子さんたちとの気持ちいい関係をつくる「やってみた」と「話してみた」を紹介してくれている本です。

事業として、「体験」に向き合い続けている彼が「子育ての体験」を書いている興味深い本です。

その内容はどれも臨場感があり、取り入れたくなるTipsもあるし、その根底にある子供との向き合い方も見習ってみたいなと感じるものでした。

中でも、大好きなエピソードは、彼がFacebookで本の紹介に利用していたものです。観察、受容、ジャッジの手放し、そんな質感が含まれるこのエピソードです。

例えば「満足の5分間」とかがあります。常識的に考えると5分しか時間が取れないイコール「断る」だと思うのですが、子どもは時間の感覚がまったく異なるので、その5分でもサッカーしたりゲームで対戦すれば案外満足してもらえたりします。そんな気づきや実践を「やってみた」「話してみた」に分類して紹介しています。

「満足の5分間」

また、本で使っている言葉(と考え方)がコーチング的で、とても豊かで温かいのが、とても良いです。

例えば、「関係性、興味、経験、学び、メタ認知、声かけ、観察、百時百様(無常)、葛藤、I message、失敗、揺らぎ、奇跡の時間」です。(順番に意味はありません)

子育てをしている親だけではなく、コーチや経営者なら聞き覚えのある言葉が並んでいるのではないでしょうか。

こうした言葉を、彼は専門的にお勉強して得てきたというより、経験・対話・言語化から得てきたのかな?と思うと、その学習のスタンスにも、感銘を受けています。まさに経験学習ですね。

子育てを材料にして、ご機嫌に、人を尊重し、可能性を信じながら関わっていくためのヒントが詰まってます。きっと彼が伝えたいことを言葉にすることでこぼれ落ちてしまっているものまで思いを馳せると一層味わい深い本でした。

琢、素敵な本をありがとう😊

何より、琢のバイブスの軽さ・抜け感とそれを支える誠実さのバランスという、らしさを感じさせてもらいました。

子育て世代にはもちろん、コーチ、経営者の方々にもインスピレーションと勇気をくれると感じる、オススメの本でした。

いただいたサポートはクリエイターの支援(他のnoteへのサポート)に充てさせていただきます!クリエイティブばんざい。