<認識・表現・意味・概念> 言葉をつくる四つの関係
言葉は、認識・表現・意味・概念によってできている。
これらをひとつの図に配置すると、次のようになる。
表現
表現態 ← ← 意識
↑
↘ 概念 ↗
↗︎ ↘
意味 認識
↘ ↗︎
自己
話し手の自己が、話し手自身の意識を認識して表現する。表現態の意味は、話し手と聞き手の自己に意味を与える。
図の中心にある概念は、全体の規範として作用する。
概念は、整理された道具箱のような、きれいな体系をなしている。たとえば、日本語の動詞の活用表とか五十音図は、言語がもつ体系の例である。
トランス・グラマーは、英語がもつ概念の体系を明らかにしている。
なお、上の図でわかるように、認識・表現・意味・概念は、どれも関係のなかにある。たとえば「意味」は、図の→で結ばれた他の部分との関係のなかにある。
つまり「意味」は、言語のひとつの側面であり、認識や表現や概念との関係において理解すべきものである。
認識も表現も概念も、他との関係のなかにある。
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