/m, n, l, ng/ はネコのヒゲ
英語には、鼻腔をひびかせる音(鼻音)が四つある。
/m, n, l, ng/
かなり英語の上手な人でも、この四つを中途半端な発音ですませていることがある。
/m, n / に日本語の「ム」「ヌ」のイメージが残っていると、無意識に唇を丸めてしまい、「ウ」のような母音が入りこんで、英語らしくなくなる。
/l/ も、「ル」のイメージが残っている人がかなりいる。たとえば real のように語尾に "l" がくるとき、舌先を口蓋につけたまま、唇を丸めずに言うと鼻音性が強くなり、「ウ」も入り込まず、ぐっと英語らしくなる。
/ng / は、日本語の「ん」よりも舌の根を上げ、唇を平たくして声が頭に抜けるように練習する。
コツは、どれも口角(唇の両端)を引き、唇を丸めないで言うことだが、これは自分の口に、ネコのヒゲが生えているとイメージしたらどうだろう。けっこううまくいくかもしれない。
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