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🔳 0-0 「明日、火星に行きます」 言葉は心の出来事を表す

言葉は、人間の自由を支えている。

言葉は現実を表現できるが、言葉じたいは、時間と空間にしばられた現実の世界から独立している。

「明日、火星に行きます」

これは現実にはありえないが、言葉としては立派に成立している。

そもそも言葉は、どういう仕組みでできているのだろう。

言葉はさまざまな意味をもつが、意味のもとは概念にある。

個々の話し手は、社会の人々が共有している概念を参照しながら、自分の意識を表現していく。聞き手も、概念を参照しながら話し手の言うことを理解していく。

概念は、人が何度も使ううちに互いの関係がはっきりし、驚くほど整った体系をつくっていく。よく使われる概念は、深みを増していく。使われない概念は忘れられていく。

なにかを作るとき、使い道ごとに整理された道具箱があると便利である。外国語も、概念の体系を整理して理解すると、ぐんと習得しやすくなる。

トランス・グラマーは、ばらばらの知識ではなくて、英語の概念の体系を、みなさんにお見せする。


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