食べ物は商品ではない

インドの思想家、サティシュ・クマールの講演に、

「食べ物は商品(commodity)ではない」という一節があった。

https://greenz.jp/2020/05/20/satish_kumar_covid_19/?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+greenzjp+%28greenz.jp%29

彼の言葉は、こう続く。

「食べ物は商品ではない。
農業は金融的利益のために動機づけられるべきものではない。
農業の最終的な目的とは、土の健康を損なうことなく栄養ある食べ物を生み出し、人々に健康的な食を届けることである。
お金儲けのための農業は直接的にも間接的にも新型コロナウィルスの原因を引き起こす。」

コロナ問題は、自然破壊の進行のひとつの噴出だというのが、クマール氏の指摘である。

いまの農業はほとんど完全に貨幣経済に飲み込まれ、利益中心になっている。

農業のあり方を早急に改善しなければ、人間の健康をふくむ<自然破壊>はこれからも進む。

コロナ禍で身動きしにくい今こそ、農業のあり方を改善する方法をじっくりと考えられたら... と思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?