英語の世界観は ”I” が be し、you に do して we をつくり、we が it、he、she, theyを have するということ
米国ワシントン州シアトルのパイク・プレイスの魚屋は、「お買い上げ」の魚を勢いよく投げてみせるパフォーマンスで有名。
その魚屋さんたちはえらく幸福だという。その原因を書いた本、
シンディー・クラザー(野津智子訳)『まず心の声を「キャッチ」せよ! 仕事と人生の主人公になる秘訣』(英治出版、2004年)
によると、ふつうの人は自分のhaving(何をもっているか)を確認し、そこからdoing(自分に何ができるか)を決める。
そのhaving とdoing が、自分の being(自分が何であるか)の限界だとあきらめる。
ところが、パイク・プレイスの魚屋さんたちは逆の発想をしている。
まず、自分がどういう人間であるか(being)を考える。そこから出発して、だから何をし(doing), その結果何がえられるか(having)という順に考えるのだ。
つまり、
being → doing → having
どういう人間であるか それにしたがって行動 結果が出る
ここでは、パイク・プレイスの魚屋さんたちの発想を be、do、have の順に整理したことに注目したい。
じっさい、英語では話し手の世界が be、do、have の順に拡張していく。
すなわち、
英語の世界ではまず話し手 ”I” があり(be 第一人称)、”I”が 聞き手you に語りかける(do 第二人称)ことで we をつくり、we が it、he、she, they を所有する(have 第三人称)。
これが英語の基本的な世界観である。
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