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日本語の発音体系 大胆な試論 5

以上の子音と半母音を、まとめて一列に並べると、調音点が外側にあるものから順に、

わ ばぱま ふ ら だたな ざさ がか は ぃ  っん 

となる。これに「あいうえお」の五種類の母音変化を掛け合わせれば、「新五十音図」が作れるかもしれない。(興味のある人、やってみてください)

このように日本語は、短い「ぃ」を加えて音に多様性を加えつつ、全体に喉の奥の半母音(「っ」「ん」)へと収縮点とすることで、アイスクリームコーン型の体系を確保している言語である。

日本語は、母音と半母音(「ぃ」「っ」「ん」)を基点としつつ、上半身で収縮⇔回復をくりかえすので、ある意味、発声のさいの動きが大きい。だから日本語は等拍のリズムがなじみやすい。

「五・七・七」の俳句のように、発声時間の等しい「拍」でリズムをとるのが心地よいと感じられる原因は、日本語のこうした生理的な特徴にある。



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