KKKに65万ドル オハイオ州の集会

2019年5月29日、米国オハイオ州の町デイトンで、過激な黒人排撃結社として知られる the Ku klux Klan (KKK) が集会を開いた。

会場周辺には、これに抗議する 600人ほどの市民が集まったが、KKK の側で集まったのは 9人 だけ。 

衝突などはなかったが、市当局によると、この集会に備えた警備の人員や用具などに、65万ドルもかかった。

http://time.com/5596103/kkk-rally-dayton-ohio/?utm_source=time.com&utm_medium=email&utm_campaign=the-brief&utm_content=2019052612pm&xid=newsletter-brief

問題がひとつでも発生すると、社会全体のコストは相当なものになる。たとえガン細胞は小さくても、全身でたたかう必要があるのと似ている。

町の商店の多くも、KKK を歓迎しない旨の看板を掲げたという。そのなかに、ちょっと面白い例があった。

"Yo, KKK   you are in the wronghood"

https://twitter.com/TRINHTRILLA/status/1132302504526528512/photo/1

wronghood は neighborhood のもじりで、全体は、

"おーい、KKKさんよ、あんたは場違いなところにいるぜ"

といったところ。だが、これにはもうひとつヒネリが入っている。

KKK の不気味な衣装として有名なのが、頭にすっぽりかぶる白い三角帽。あれは英語で hood。

wronghood という造語は、

"あんなものかぶって、あんたはどうかしてるぜ"

というメッセージにもなっているわけだ。


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