「せめて」は at least 映画「ボヘミアン・ラプソディー」から
最近の映画「ボヘミアン・ラプソディー」で、主人公のフレディ(クイーンのボーカリスト)は、去っていこうとする男の名前が知りたくて、こういう。
”May I have your name, at least? ”
"It's Jim Hucks."
私の記憶だが、だいたいこういう会話だった。
英語として面白いのは、”May I have your name? ” と聞かれて、"It's ... " と答えているところ。
われわれだったら、"My name is ... " などと答えそうだが、英語では、質問のなかの name を it でうけるのは自然なやりとり。
もうひとつ面白いのは、「せめて」は at least でうまく表せること。
日本語の「せめて」は案外と使い方がむずかしく、流暢に日本語を話す中国人が、「これはせめておいしいです」(外見はともかく、味は良い)と言ったのを聞いたことがある。
ちょっと独特なニュアンスがある日本語の「せめて」だが、英語では at least でOK だ。
We must at least obey the Constitution. (せめて憲法は守らないと)
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