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日本語の発音体系 大胆な試論 1

日本語で「あいうえお」というとき、身体のどこが共鳴しているだろう。

床に寝転がり、身体に手をあてながら、「あーーーーー」「いーーーーー」などと言ってみると、ひびいている部位が、音ごとに違うことがわかる。

「あ」は、胸のあたり。
「い」は、後頭部のあたり。
「う」は、唇の周辺。
「え」は、お腹のあたり。
「お」は、おでこから頭頂部あたり。

このように、日本語の母音がそれぞれに異なる「ひびき」の部位をもっていることを、病気の治療に利用している例がある。

たとえば花粉症の鼻を治療するなら、横になって「うー」と言い続ける。すると鼻の周辺がリラックスして、治療がしやすくなるという。(加瀬玲子『呼吸法でアレルギーを治す』同文書院)



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