「言う、彼、何、あなた、思う!」 これが究極の和訳だ
何年か前、大学一年生のある男子学生と話したときのこと。
「君は高校で、どういう風に英語を教わったの?」
と聞いたことがある。すると彼は、目の前の英文を指差しながら、驚きのパフォーマンスを実演してくれた。
かりにその英文が
Tell him what you think. (はっきり言えばいいじゃないか)
だったとすると、彼は高速で
「言う、彼、何、あなた、思う!」
と叫ぶのである。
「こうして順に一個ずつ日本語に訳して、それから全体としてどういう意味になるか考えろと言われました。」
と。
「言う、彼、何、あなた、思う」
という日本語(?)から、いかにもありそうな意味を組み立てよ、ということのようだ。それが英語をやっていることになる、と。
これはすごい!と、私はうなった。
多くの高校がこれほどすごいことをしているとは思えないが、日本語に「訳す」ことが英語がわかることだという理論?でいけば、ある意味でこれは究極の姿かもしれない。
いやはや、あれはすごかった!
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