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2021年6月の記事一覧
英語を人工語化する（その2） BASIC ENGLISHの希望
言語の違いを越え、人類共通の「普遍言語」を作れないかー
そういう夢は、ヨーロッパでは17世紀ころからあったらしい。
それまでラテン語がヨーロッパの共通言語だったのだが、1600年ごろに英語やフランス語などの地域語が確立してくると、ラテン語にかわる普遍言語への欲求が高まった。（相沢佳子『850語に魅せられた天才 C.Kオグデン』北星堂、2007年、60頁）
キリスト教圏の人たちにとっては、普遍
英語を人工語化する（その1） エスペラントの理想から
ポーランド生まれのユダヤ人眼科医ザメンホフ(1859－1917)。
彼は、言葉がよく通じないために人々が仲良く暮らせないことに心を痛め、容易に通じ合える「エスペラント」(「希望する人」という意味)という人工語を創始した。
非常に心優しい人で、眼科医になったのは血を見ないですむからだったという。
ザメンホフはこう言っている。
「人はすべて兄弟だと教えられました。でも通りや広場を歩くたびに、私