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新津鉄道資料館 ~新潟旅行〜

新津との出会い

「…しんづ?」
息子「に!い!つ!」

”新津”と書いて”にいつ”と読む。

電車好きの息子の影響で『新津鉄道資料館』を知り、山手線に乗ると高確率で新津車両製作所の文字に出会い、「新津は電車と縁がある?」と思った。

息子「”SLばんえつ”は蒸気機関車で、新津と会津若松(福島県)を走るんだよ」

思ったよりも縁がありそうだ。


新潟バイパス

息子、電車好きとはいえ旅行疲れがでていたので省エネで楽しめるレンタカーで行くことにした。無計画のいいところは変更しやすいこと。

新潟市を中心に新潟バイパス・新潟西バイパス・新新バイパスという高速道路のような大きな道路がある。高速道路にそっくりなので「あれ?間違えて高速道路に入った?」「え?これが一般道?」と動揺する。

ちなみに無料。無料なので料金所がない。

息子「え?ここ走るの?無料なの?」

運転しない息子も動揺する。

「これが田中角栄様の力やーーーーー!」

叫んだら道を間違えた。そもそも、一旅行者のペーパードライバーが交通量全国2位の新潟バイパスを走ることがそもそも無謀だったかもしれない。その後も間違えた。

新潟駅から約1時間で到着。新潟バイパスはガイドブックに載らない観光地だった。

新津鉄道資料館

「電車ーーー!」
息子「〇〇系だ!〇〇系もある!」

車を停めようとしたら車両が目の前にあり大興奮。落ち着いて停められない(危ない)。



「学校?役所?」と思って通過した入口


屋内常設展示

観覧料を支払う、これで屋内と屋外の展示を見て回ることができる。あまりに良心的な価格で「近所だったら年間パスポート買って毎日のように通うよー」と思った。

鉄道のまち新津ゾーンでは新津と鉄道の歴史を学ぶことができる。
新津駅は信越本線・羽越本線・磐越西線が交差する駅だと知る。3線って、要やん。また、想像していたより新津と鉄道には縁があった。わたしはこのゾーンだけで満足だった。

鉄道の技術と新潟・新津ゾーンも「お!」「へー!」の嵐。
長居したのはパンタグラフと運転シュミレーター。パンタグラフを動かせるのだ。並んでいる人は誰もいない。息子、目がキリッと真剣。次の人が来るまで15分くらいやっていた。運転シュミレーターは流石に並んだが、息子の後ろがいなくて30分くらいやり大満足。たまたまかもしれないが、人が少なかった。

他にもゾーンがあり、屋内だけで大満足だった。息子の喜びよう、今からでも近所に住みたい。

屋外常設展示

新潟市はあまり雪が降らないというけれど、降る。冬は屋外に展示している車両をどのように管理しているのだろうか。そんなことを考えながら向かう。

国鉄、蒸気機関車、丸鼻、なんといっても2階建て新幹線(覚え方がざっくり)。間近で見る車両はやはり大きく迫力がある。現役時代に活躍した貫禄もある。どれもかっこいい。

ここで惹かれたのは除雪車だった。
長岡にある新潟県立歴史博物館に"高田の雁木通り"の再現があり、そこで雪の高さに圧倒された。1階の壁が全面雪になってしまう。外にいるのにまるで室内。

それを思い出し「この除雪車はあのような豪雪地帯でも活躍していたのだろうな」などと想像して見つめた。キツイ仕事だっただろうな、真っ白な雪の中を走ってたらカッコイイだろうな。


おわりに

一見するとサッパリした資料館であるが、濃い。鉄道友の会コーナーは一般の方の写真から愛が溢れてて、息子とじっくり見させていただいた。鉄道好きには特にオススメの場所。


▼参考:新津車両製作所(貴重で感激)


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