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MAPA Snowbud Tour FINALについて

 昨日(3/26)、MAPAのツアーファイナルが渋谷で行われました。ちょうど開場から開演時間にかけて冷たい雨がやや激しく降り、そのせいなのか分かりませんが入場に手間取り開演も30分押して始まるというやや波乱含みの幕開けです。

 とはいえ、ライブ自体はそういう波乱を全く感じさせない非常に勢いを感じるよいライブでした。6人になってから見るのは2回目なんですが、1ヶ月前に比べてもグループの親和度が高まっていたように思います。もちろん完成度という意味では、4人時代のそれとは違うのですが、でもその分これからの伸びしろを感じさせる勢いを示していたのではないでしょうか。

 ライブそのものよりも個人的に感銘を覚えたのはオリジナルメンバーの表現力が非常によい方向に開花していることです。以前、今は無きLINEブログでこのことについて言及したことがありました。

そしてメンバーの表現も現状を越え、より高みを目指すようになっています。ひとつ気がかりなのは(こしょさん以外についてですが)すこし表現方法に大森さんの影響が強く出ている感じがするんですよね。もちろん身近にあれだけの人がいるとお手本として参照もするでしょうし、自然に影響も受けるでしょう。守破離でいうと守の段階かもしれませんが、早く自分独自の表現にたどり着いて欲しいかなという気持ちです。

 22年末にその一年の振り返りをしたときの文章からの引用ですが、ちょうど怪獣GIGAがライブで歌われるようになった時期、個人的にはMAPA(だけではなくアイドル全般ですが)のライブにほぼ行かなくなりはじめた頃になります。

 この引用にあることが正しいかどうかは分からないし、的外れかもしれないのですし、当時は怪獣GIGAが好みでなかったからその印象に引きずられたことも否めないのですが、ただちょっとどうなのかなと思っていたのは確かでした。

 その後、23年はたまにリリイベに数回いくだけでしたのであまり深くみる事もなかったのですが、12月のリリイベ、今年2月に行った古正寺恵巳 vs MAPAで上記の印象がやや変わりました。12月の渋谷(Magnet by SHIBUYA109)でのリリイベではまよちゃんのボーカルに磨きがかかっていることが確認できましたし、2月の六本木(BIG HOUSE)では6人体制が粗いながらも魅力的な体制になっていることを確認しました。正直なところ、当初はツアーファイナルに行く気はなかったのですが、二つのイベントを見てこれはちょっと再確認したいな、という感じで行くことにしました。

 で、その結果なんですが、オリジナルメンバーの表現力がそれぞれ高くなっており、しかも22年末に懸念していた方向とは違う方向で、つまり個人的に望む方向でよくなっていることを確認できました。守の段階を超えて、破の段階から離に至っているように感じたんですね。各人がのびのびと歌唱しており、余力さえ感じさせるかのようでした。これはひとえにそれぞれの地力がついた結果なんだろうと思うのですが、ここに至るまで表現を地道に追求してきたからこそその地力がついたのだと思います。

 ということで非常にいいライブだったのですが、なんと25年1月には1200人キャパのホールでのライブが決まったとライブMCでこしょさんがアナウンスをしていました。1200人のホールなんて10ヶ月あるとはいえ結構厳しいですよ?ソールドアウトは別として800人くらいは入らないと形になんないでしょうからそのためにはもっと売れないといけないですよ?と部外者ながら少し気をもんでいるのですがw。

 ファンの裾野が広がるためにはどうしたらいいのかなと一オタクが考えても詮無いことですけど(時の運もありますし)、アイドルの基本はライブだと考えるとライブの魅力をより高めることはいうまでもないでしょう。まあ楽曲は大森さんだから間違いないので、パフォーマンスの観点から重要なのは新メンバー2人がどれだけオリメンに遜色ない程度に演じることができるのか、またその事によるグループ全体の底上げがどこまでできるのかでしょう。

 ということでつらつらと書いてきましたが、古正寺恵巳はやはりすごいね、ということで終わりたいと思います(?)。



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