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2023メキシコ旅行7

7〜8日目。ついに恐れていたメキシコでの食あたり。辛いもの、とか脂っこいもの食べ過ぎとかとは違う感触。現地では『モクテスマの呪い』と呼ばれる旅行者には定番のものらしい。話には聞いていたが初めて当たった。お腹だけでなく頭痛、倦怠感、悪寒、発熱ときたのでなんらかの細菌性の食中毒のような気がする。日本から持ってきたお腹の薬は全く効果がなく、現地の人にオススメされた『Treda』という薬を飲んだらすぐに効いてきた。腹痛、下痢は怖いぐらいピタっと止まったが、悪寒でがたがた漫画みたいに震えながら2日間動けず、ほとんど水分だけで過ごした。何が原因なのかは心当たりありすぎてよくわからない。死ぬかもって思った。旅先での病気の不安感すごい。
ちょっと回復してきたら日本から持ってきた味噌汁とメキシコのセブンで売ってたおにぎりを食べた。今まで食べたどのおにぎりよりも口に合わなかった。

tredaと、ポカリ的な飲み物のElectrolit
メキシコのセブンイレブンで普通に売ってたおにぎり(ツナマヨ)

9日目。ようやく峠を越えて身体が動くようになった。
午後から移動なのでその前に最後にポランコにある敬愛する芸術家シケイロスの使用していた元スタジオのギャラリーに。久しぶりに来てみたら随分流行りコラボしているのねとよく見たら「suprime(スペイン語で"抑圧する")」。メキシコの若いアーティストの作品がシケイロス作品と同時に展示中で、革命家でもあるシケイロスとテーマを合わせ、資本主義の象徴ともなっているイコンを挑戦的に落とし込んでいた。痺れる。

Suprimeのモチーフは別のギャラリーでも扱ってるの見た
ドラム缶で盾をモチーフに、抵抗とかそういうコンセプト(たぶん)

次の目的地であるプエブラに向かうためシティの中心部から東側にあるターミナルTAPOに向かう。
UBERは、シティの混沌の象徴のようなソノラ市場を横切る。市場は、車中からでも、収まりきらない、溢れ押し寄せる人の波と熱気、物量とエネルギー、臭いや暴力の予感を感じる。この街にはまだ居たりないと思った。またすぐ戻ってこよう。
TAPOからプエブラのターミナルCAPUまではバスで2.5時間程度。1等バスに乗ると日本の長距離バスより余程快適でしかも安い。ぼんやりしていたらすぐに着いた。CAPUから市街地まではタクシーを使いホテルにチェックイン。病み上がりの身体に長距離移動はしんどかった。ルームサービスを頼んで今日は終了。

バスターミナルにあったマックのアイスだけを売る店
ルームサービスで食べたフライドパセリがやけに美味しかった

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