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小学校の思い出

小学校5、6年のときかな。
幼稚園のころから仲良しの子と同じクラスになってわたしはとてもうれしかった。
わたしは、というのは母は実はイヤだったらしい。たしかに仲良しの子は頭はいいけれど時々わたしを見下すような感じはあった。
でも当時のわたしにはそれが大きな問題とは思ってなかった。ただその子が大好きだった。
事件は6年生のときに突然起こった。
急にその子はわたしにシカトするようになった。本当に急で、理由をきいても教えてくれない。昨日まで普通に仲良かった子からシカトされ、グループからもはぶられ、わたしはひとりぼっちになった。
運が悪いことにその時の担任は、常に仲の良い友達とのグループで授業を受けさせる人だった。みんなが仲の良いひとと机をくっつけてグループになっているのに、わたしはひとりだった。あまり授業らしい授業をしない担任でほとんど自習。わからなくても聞く友達がいない。さみしくて泣いていたら、突然シカトしてきた友達に手紙をもらった。「泣き落としきかないよバカうるさい」みたいにかいてあって私はもっと泣いた。そういう日がすこし続いて、担任から呼び出しを受けた。
「◯ちゃん(幼稚園からの友達)は悪くないからな!お前が命令口調で話していたのが悪いんだ!もうかかわるな!」「ところでお前は足が遅すぎるし、よくこけるから見ていて怖いから病院に行け、学校にくるな。障害者は学校より病院にいけ」。
担任のいっていることがわからなかった。
たしかにわたしは足が遅い、歩くのうまくない、よくこけるけどそれと学校に来るなってよくわからない?
もともと運動音痴で、団体競技だとみんなの足を引っ張って、自分の運動音痴は恥だと思っていたけど、担任にまで学校に来るなと言われるなんて、なんというか小学生のわたしは人生に初めて絶望した。
学校にくるなと言われても、行かないわけにはいかない。
他のグループの子がひとりぼっちの私をみかねてか渋々グループに加えてくれたけれど、最後まで馴染めなかった。
シカトしてきた友達とは中学がバラバラになり、最後まで一言も喋ってくれなかった。
今思えば、趣味のもっと合う友達ができて、わたしが邪魔だったんだろうなと思うし、
担任が友達の方をかばったのは友達が成績が割とよくて中学受験したからだと思う。
でも、味方が誰もいない環境、学校に来るなという担任、小学生のわたしにはちょっと辛すぎたな。

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