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初の六つ目籠完成は大雪の降るなか

 ヒゴを編んで作ることを「編組(へんそ)」といいます。練習は平面から、そして立体へ。立体になっていく工程は実に楽しいものです。

それなりにメモリアルだった初の六つ目籠

2014年1月に始めた初の六つ目籠は、大雪が降る中で完成しました。「六つ目編み籠完成♪」の記事には1回目の大雪とあるのでどうやら2014年2月8日の大雪(wiki調べ 笑)のようです。
 電車が運休してもおかしない降雪の中、わざわざ竹細工を習いにえっちらおっちら行ってる訳ですから、当時の竹細工熱は既に相当なものだったんでしょうな、自分のことながら。今読むと竹細工の用語を全然使ってないのが少し笑えますけど、まあ熱っぽさはあるのでいいですね。今の竹細工への情熱はさほど変わってないんですが、今後も熱っぽさはしっかりと持ち続けたいなぁとしみじみ思います。

腰の立ち上げから胴編み

 竹籠は、底編みのあと力竹を入れて腰にクセをつけてから立ち上げます。確か、この当時も講師の方に力竹とは何ぞやと教わった気がしますが、まあ要は「底が丸まらないようにする補強」のようなものという理解です。何せ最初の六つ目籠ですから、「実は飾り要素もあるんだよ、結構ポイントだよ」っていうところは一切眼中になかったらしく、画像を見るとちょっと恥ずかしい力竹が入っています。若さゆえ・・・といった感じです。笑
 腰も何とか立ち上がっているし胴編みのまあまあな気がしてしまうのは、今の大して腕が上がっていないからかもしれません。

実は竹細工には利き手問題があるんです

 因みに私、左利きなんですが竹細工を教えてもらい始めてからいつも何か違和感があったんです。それに気づいたのは胴編みに取り掛かったときでした。普通に胴編みをしていてちょっとした疑問があったので講師の方に籠を見てもらったときでした。講師の方の顔が「???」となってるんですね、当然、私も「???」。そして何かこう解決しなかったのか、講師の方が1本胴編みを入れようとしたときに一言、「あ、逆だ」
 そうです、実は利き手が逆だとヒゴ回しが逆になってしまうんです。六つ目編み自体は右利き仕様で編んでいたので自分でも気づきませんでした。ヒゴ回しについては左効き仕様でも支障がないので今のそのままですが、人に教えるときは、利き手の確認はしています。まあ、両方出来ると思えば便利なのかもしれません。笑

ササラダケ、アテブチ、トウカガリ

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 この六つ目籠は、当縁(あてぶち)で仕上げています。縁となる竹の上の部分がササラ竹を使って化粧をして籐を巻く仕上げです。当時はこんな用語もサッパリ知らないのでささら竹は「蓋的な飾り」と書かれています。ま、あってますね、内容的には。笑
 竹籠の縁の仕上げは、当縁と共縁(ともぶち)が代表的なものですが教室では専ら当縁だったので、今もどちらかというと当縁で仕上げることが多いですね。
 因みに画像では結局仕上がってませんが、ちゃんと最後まで仕上げたはずです。笑



 



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