暴力よ何処へ行く
映画監督のパワハラが告発される記事を読んだ。不本意なヌードシーンによって自殺寸前まで追い込まれたというものだ。その某監督は威圧的な態度で有名な人物だった。上の告発は契約の取り決めについてだったけれど、パワハラ関連の告発も続く可用性もある。現在はまだ大きな騒動にはなっていないものの、次回作の製作には影響があるかもしれない。
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周囲に迷惑を強くかける人物もいれば、自責が強すぎて仕事の続かない者もいる。世の中にはほんとうに多くの人間がいると思うのだけれど、暴力的な人間の居場所はどこにあるのだろう。
暴力が芸術として昇華されるルートを断てば、暴力は暴力として表出されるしかなくなるのではないか。それは社会の豊かさなのか。
暴力というものが、世界から決して消し切ることができないものならば、暴力は何処へ行くのか。
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