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僕の初めの一歩

僕の始めの一歩
 
 
こんなご時世に
 
街は人ごみを包み込みながら
 
通り過ぎて行く
 
頼れる者
 
追いかけられる者
 
時は無造作に僕の過去を見せ付ける
 
このままじゃいけない
 
何度も何度も心に響いている
 
分かっている
 
言い訳と事実のすり替えに
 
満足してるようでは
 
一冊の本にもならない
 
現実は
 
僕を甘えさせ
 
いきがっていた
 
僕に
 
諭してくれた
 
「一人の主人公にならなくちゃ」
 
きっとこの世はチャンスだらけで
 
僕は逃げてばかりいる
 
その事は
 
分かっているよ
 
きっと僕は
 
安全な場所から
 
世の中を
 
歩いているのだ
 
健常者と同じスタートラインに
 
腰を下ろしてみてご覧
 
君の思っていた
 
世の中が
 
百八十度変わっているよ
 
そうさ
 
厳しいだけではなく
 
熱い思いが込み上げてくる筈さ
 
「行ってみようか」
 
這いつくばっている僕が
 
そういうのだから
 
頑張れ
 
僕の始めの一歩
 
 

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