見出し画像

癌サバイバーとなった私〜命を繋ぐ11

さて、早くも2月も終わり、暦は容赦なく進んでいる…
癌サバイバーの中でも、私は幸運な方なのだろう・・今のところ元気だ。
特に抗がん剤治療もなく、経過観察。
本当に直腸癌だったのか・・そう思うこともある。
とはいえ、排便障害には時に苦しむこともあるが。
癌になったというこの事実、自分にとってどういう意味があるのか??
そんなことを考える日々。
きっと意味があると思いつつも、運が悪かった・・と思ってしまうこともある。
人間って、本当に弱い存在だ。

こんな私だが、私を唯一の頼りにしている人間もいる。
そう、私の息子だ。
私には2人の息子がいる。
一緒に住んでいるのかというと・・・残念ながらそうではない。
私が一緒に住んでいるのは、上の息子のみで、下の息子は別に住んでいる。
なんとも奇妙な家庭だ。息子たちに申し訳ない、といつも思ってしまう。
不安定な家庭環境であるからこそ、子どもたちの支えになるべく、強くありたいのだが…
なんとも弱い人間である…。
でも弱いなら弱いなりに、この世を渡り歩く必要がある。子供たちに道を照らしてあげないと。
そんなこんなで、毎日を苦しみながら過ごしている。
でもね!
自分だけが不幸なんて、これっぽっちも思ってはいない。
見えないだけだからね。
これが癌という病気から学んだ唯一で最大の私の支えなんだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?