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Canvaを使った中学3年間最後の英語の授業

中学3年生ではこの時期から卒業式練習や特別な授業が始まるため、通常の教科の授業はなくなり、いわゆる特別時間割となってきます。
そこで中学生として最後となる英語の授業での取り組みについて紹介したいと思います。

最後の授業について簡単に紹介すると、『自分の3年間を英単語1単語で表し、Canvaでスライドを作り、発表しよう』というなかなかクリエイティブなものです。
こうした即興のスピーチに関しては、以前某中学校で実践している様子のビデオを見せてもらう機会があり、そのうちやりたいなと思っていました。


Canvaの使い方について

まず、肝心のCanvaですが、生徒一人一人に割り当てられているマイクロソフトアカウントでシングルサインオン(SSO)できることが最近判明しました。
確か2学期にCanvaでSSOできるか確認したときにはできなかったと思うので、知らず知らずのうちに変更されていたようです。
これはかなりのビッグサプライズで、使わない手はないと思い、実際に活用してみることにしました。

ちなみにこれより少し前のタイミングで希望する教員向けにCanva活用方法についてのワークショップも開催しています。
そのときは作品の作り方がメインだったので、次回は共同編集など、生徒への使わせ方について触れてもいいのかなと思っています。

さて、授業での使い方ですが、新たに登録させるのではなく、こちらで作ったテンプレを共同編集可能にしておき、そのURLを共有するというスタイルをとりました。
Canvaの使い方については正直全然といっていいほど説明せず、あくまでSSOの方法についてのみ説明しました。
Canvaを使ったことのある生徒は数人いる程度でしたが、みな、いろんなところを触り、互いに学び合い、創造性豊かなものを作っていました。
クリエイティブでコラボレーション要素のある授業を作る上ではCanvaはかなり良いツールだということを改めて実感することができました。

生徒作品の紹介

実際に生徒が作ったスライドのうちのほんの一部を紹介します。
名前が出ないようにトリミングしたのでやや構図が変わってしまったものもありますが、全体的な印象には影響がないかと思います。
同じスライドは全くなく、ひとりひとりの個性を表した良いスライドができあがっています。

英語でスピーチ

スライドを作り終わったら各自3文以上の英語でスピーチをしました。
なぜ3年間を表す英単語としてそれを選んだのか、思い出、意気込み、などなど、それぞれの想いをしっかりと表現していたものが多かったと思います。
きっと充実した中学校3年間になったのでしょう。
聴いているほうもしっかりと反応し、拍手もし、温かい雰囲気でできました。
ESAT-J等の結果も良かった学年ですが、こういう姿勢もとても大切なものですね。

スピーチが終わったら、せっかくなので互いのスライドにコメントをし合うようにしました。
コメントではなく、画像や動画そのものをスライドに貼り付けてしまう人もいましたが、好意的なコメントの数々にはとても良い気持ちになりました。
「楽しい3年間だったね」
「これからもよろしくね」などなど。

高校に行っても、みんな頑張ってほしいですね。

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